羽休みに娯楽を

ラノベや漫画やアニメやら

さとり世代の魔法使い

さとり世代の魔法使い (双葉文庫)


藤まる先生の新作。


今作は魔法使いモノ。現代の若者の象徴みたいな主人公の雫がハッチャケていて、相棒の爽太も良い感じに賑やかしてくれて、楽しく読める。ただ、それだけではなく、雫、爽太は悩みを抱えながらも誰かの助けになろうとする優しさを持っていて、物語にメリハリがついていて、巧みな構成でした。


そして、魔法使いの道具を全て物語に組み込み、最後まで繋げていて、不満なところは一切ありませんでした。


雫が様々な試練を得て、素晴らしい魔女になっていくのを見ると、人は独りでは生きていけないんだと感じました。人の温度は必要だよね。


読み終わった後は爽快感やじんわり心に染み込んでくる良い作品でした。



それにしても、藤まる先生はこの先もこの路線で行くのか気になります。

ラノベは書かないのかなぁ。

雑記 君は月夜に光り輝く 映画

2日前に公開された、君は月夜に光り輝くの映画を観てきました。原作小説、漫画を読んでからいきましたので、より映画を楽しめました。

やはり尺の都合などで削られている部分もありますが、それでも感動しました。

結末は分かっているのに、最後の屋上でのシーンは涙を抑えるのに必死でした。北村くんと永野さんの演技で、卓也とまみずを感じることが出来て、映画に没入出来ました。その他、主役2人以外の俳優さんも好演してらっしゃって、良かったです。


気になっている方は是非映画館に足を運んで下さい!

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君は月夜に光り輝く 漫画 上

君は月夜に光り輝く (上) (MFC)



良コミカライズ。

どのキャラクター達も可愛いし大体は個性を掴めていて、読みやすいし違和感なく読めました。

原作ファンもしっかり楽しめる漫画になっていて、おすすめです。


まみずが特に可愛くて、それだけでも充分です。


下巻でクライマックスをどう描くのか期待したいです。

ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?3 〜時を超える愛〜

ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?3~時を超える愛~ (GA文庫)


今、勢いのある年の差ラブコメ第3巻。


今巻も非常に面白かった。

・織原さんの恩師

・薫、遥、ウラの中学の時の暗い過去

・遥の母

・織原さん、薫の姉にバレる

の4本を一冊にまとめきっていて、読み応えがあり、あっという間に読めました。


ここまで、完璧に織原さんと薫の関係を書かれると結婚式まで、この物語が続いて欲しいと思います笑

そして、1巻から匂わせていた、中学時代の過去は誰も悪人がいないのが難点でしたが、それでも触れずに腫れ物みたいに忘れようとするのは違うよね。傷つくと分かっていても、話さないといけなかった。そこを織原さん、唄、咲がカバーしていて、全員が関わって乗り越えたのは爽快でした。


織原さんの恩師や薫の母については読んで確かめてほしいです。



ただただ、続いて欲しい。

おすすめのシリーズです。

君がいた美しい世界と、君のいない美しい世界のこと

君がいた美しい世界と、君のいない美しい世界のこと (電撃文庫)


いわゆる、感動するお話。


美しい物語を書くには犠牲は付き物。


日野夕斗が最愛の人である三日月緋花里を失うことで始まる。緋花里がいたときは何でも美しく思えたが、失ってからは何も美しく感じなくなってしまった日野が運命をリセットすることが出来るという謎の男・クレセントと旅をして、世界の美しさに触れる。

旅をして、緋花里との思い出を追想していき、過去と今が交わった最後はとても美しくて、余韻に浸れます。


大切な人と過ごした思い出が鍵となって、真実が紐解かれていく過程が良いクッションになっていて、最後を盛り立てていました。



良い恋物語でした。

汚れた赤を恋と呼ぶんだ

汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)


階段島シリーズ第3巻。


今回の舞台は階段島ではなく、捨てた現実側。捨てて成長したのかと思いきや、七草と真辺は魅力が薄れていた。自分のいらない部分を捨てて成長出来たら世話ないよな。捨てて空いた空洞を埋めることが出来ないと、バランスが悪いよ。

七草と真辺は捨てたものは捨てる必要がなかったかもしれないが、捨てて、すれ違わないと互いに気づけなかったかもね。

やはり、階段島にいる方を応援してしまうが、どっちも七草と真辺なんだよな。


そして、安達に関しては胡散臭いというのと語りが苦手で不穏分子過ぎる。

ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?

ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか? (電撃文庫)


新八角先生の新作。

この作者は作品を出す度に新境地を切り開いていくので素敵な作家です。

デビュー作から先生特有の世界観を構築していて、読んでると引き込まれていきます。

今作も終末の世界で、少女と少女がそれぞれ役割を果たしながら、楽しく食事をする。それだけ。それだけを幅広く広げていき、様々なキャラと交流していくのが、ただただ良い。

ただの食堂モノではなく、1本の物語に仕上がっていて読み応えがあります。



とにかく、この作品を多くの人に読んで貰いたい!



おすすめです!