羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

あおぞらとくもりぞら2

あおぞらとくもりぞら 2

あおぞらとくもりぞら 2


三秋先生らしい、あおぞらとくもりぞらの関係ですね。

1巻から察してはいましたが、くもりぞらがあおぞらに非常になりきれず、苦しむ描写が秀逸です。また、そんなくもりぞらに依存していくあおぞらの行動が美しく感じる。


あおぞらとくもりぞらの落ちていく、行き先が楽しみです。

先輩がうざい後輩の話1

先輩がうざい後輩の話: 1 (comic POOL)

先輩がうざい後輩の話: 1 (comic POOL)

本屋などで置かれているのを見て、気になっていた作品です。試しに1巻を読みました。


(内容)

ちょっぴりガサツだけど面倒見のいい先輩・武田と、そんな彼に素直になれない(?)後輩・五十嵐。 今日も五十嵐は武田をうざいと思いつつ、本当はまんざらでもなかったりやっぱり本当にうざいときもあったりと自覚のない二人の微妙な距離感にもだえちゃうことまちがいなし! 気になる武田と五十嵐の出会いや、ちょっとオトナ(?)な風間と桜井のお話しを含む約40Pの描き下ろしも大収録でおとどけします!!


(感想)

とても面白かったです!

読む前から自分が好きそうな話だなーと思っていましたが、読み終わってから確信しました。次に自分の中でブームになるのは、この作品だと。

面倒見がいいけど、たまにデリカシーに欠ける「先輩」の武田とそんな武田に気になっているんだけど、素直になれない「後輩」の五十嵐の関係は、読んでいて、ニヤニヤが止まらないし、胸がホッとなる場面もあり、夢中になって楽しめました。

また、武田、五十嵐を見守る、桜井、風間、黒部も良い個性を持っていて、素晴らしいです。桜井と風間の関係なんて、羨ましすぎて堪らないです。



そんなわけで、おすすめです!!

日々に疲れを感じている社会人の人はこの後を読んで癒されて下さい。学生の人も社会人を夢見て、読んで楽しんで下さい。



2巻も楽しみで仕方ないです。早めに買って読みたいと思います。


では〜

dele

dele (角川文庫)

dele (角川文庫)

7月から9月にかけて、全8話で放送されたドラマ「dele 」

ドラマを全話見終わってから読もうと思ってたので、楽しみに取ってました。聞いていたのですが、ドラマとは違う話でしたので、ドラマを見てても楽しめます。


(内容)

「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する」。それが『dele.LIFE』の仕事だ。淡々と依頼をこなす圭司に対し、新入りの祐太郎はどこか疑問を感じていた。詐欺の証拠、謎の写真、隠し金―。依頼人の秘密のデータを覗いてしまった2人は、思わぬ真相や事件に直面してゆく。死にゆく者が依頼に込めた想い。遺された者の胸に残る記憶。生と死、記録と記憶をめぐる、心震わすミステリ。

(感想)

短編構成でサクサク進み、読みやすかったです。それとドラマを見たからか、菅田さんと山田さんなどの俳優さんの声が脳内で再生して読めたので、良かったです。

どの話も考えさせられるものばかりで、人が消してもらいたいものを扱うということでデリケートな雰囲気で進めのですが、ドラマと同じで祐太郎が中和してくれます。ドラマでは描かれなかった祐太郎の私生活もあって、ドラマ視聴者でも楽しめます。


ドラマ最終回を迎えて、ロスを感じそうですけど、小説で補えました。

気になる人は是非。



では〜

僕は僕の書いた小説を知らない

僕は僕の書いた小説を知らない (双葉文庫)

僕は僕の書いた小説を知らない (双葉文庫)

(内容)

「失ってしまう記憶の代わりに、最高の物語を残したい」小説家の岸本アキラは、ある朝目覚めると“昨日”の記憶がないことに気付く。実は彼は二年前の事故により、記憶が毎日リセットされてしまうのだ。そしてそんな困難な状況でも、アキラは小説を書き進めていた。絶望的な不安と闘い葛藤しながら、決して“明日”を諦めまいともがく感動ストーリー。

(感想)

あらすじなどから気になっていたんですが、表紙が好みだったので読んで見たら、飛んだ掘り出し物でした!

毎日、記憶を失ってしまう恐怖心を抱えながら小説を書き続ける主人公のアキラに引っ張られて、ぐいぐい読めました。

また、アキラの周りにいる人達が優しい人ばかりで、幸せものだなこいつ〜って感じです。


様々な困難や絶望感に苛まれても、前に前に歩こうとする生き方がとてもカッコいいです!

そして、カフェ子、改め、ツバサさんが良いヒロインでした。控えめにいって、求婚したいレベル。ただ、自分と同じ名前だから結婚したら同姓同名になるね(えっ)


最後の最後まで予測のつかない展開だし、一度読み終えても、もう一度始めから読み返したくなる内容です。


最近、停滞を感じてる人や、表紙やあらすじで気になった人は読んでほしいな。


では〜

図書館内乱 図書館戦争シリーズ②

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)

(内容)

図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく―かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!?書き下ろしも収録の本と恋のエンタテインメント第2弾。

(感想)

1巻より読みやすいし、登場人物の立ち位置が明確になって、それぞれの人物間の関係を楽しめるようになりました。

物語の展開は、柴崎、手塚兄弟、小牧、毬江、を掘り下げながらも厳しい状況に陥る巧みなものでした。

そんな中、甘々なラブ成分もあり、ページを捲るのが止まらなかったです。



2巻まで読んで、この作品が有名作である理由が分かったような気がします。

続きを読むのが楽しみで仕方ないです!

雑記 気分転換な休日 響、3D彼女 dele

9月15日 本日、昨日から公開された映画「響HIBIKI 」「3D彼女 リアルガール」を見てきました。

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響は原作を全巻集めていて、どのようにまとめ上げるのか楽しみにしていましたが、そう来たか、まぁ、そこしかないよなっていう幕引きで見てよかったです。何より、響役の平手友梨奈さんがハマっていました。漫画から現実に響が出て来たのかのような演技で、漫画の面白さを引き出してて素晴らしかったです。良い映画です。


原作を好きな人は見て、損しないと思います!


3D彼女は予告が面白そうで、興味本位で見ましたが、中々の良さでした。

序盤から中盤までの流れるようにオタクが美少女と付き合い、空回りする展開が笑えました。終盤はちょっと理解しがたいものがありました、制限された時間に収めきれなかったのは残念。ただ、作品が伝えるメッセージは受け取れたので、うん。



映画二本見終わって、腹減ったーとなか卯に入ったら、期間限定の四種のチーズ入りの親子丼がありまして、食べてみたらめちゃくちゃ美味しかったです。気になる人は食べてみてください。




そして、帰りにCDショップで最近ハマってるsumikaのCDを買いました。聞くのが楽しみです。

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そして、家に帰り、7月から楽しみに毎週楽しみに見ていたドラマ「dele 」の最終回を見ました。菅田将暉山田孝之、などの俳優さんの芝居や脚本やその他様々が非常にクオリティの高いドラマでしたので、終わってしまって残念ですが、続編に期待してます。



良い気分転換になった休日でした。

あおぞらとくもりぞら1

あおぞらとくもりぞら 1

あおぞらとくもりぞら 1


三秋縋先生の原作でloundrawさんが絵師な時点で面白くないわけがないよね。

読み終えたら、安心した。話とキャラが見事に噛み合っていて、この作品の形が完成され尽くしていた。

三秋先生とloundrawさんが同じ方向に向いて作品を作っているのが感じられるので、好みな人にはたまらないと思います。


死にたがり少女と死に甲斐を奪う殺し屋、2人の関係はどう進むのか。後ろに進み続ける展開に注目です。