羽休みに娯楽を

ラノベや漫画やアニメやら

キャラ・ライト文芸

名探偵の証明

諸行無常。時代は常に移り変わっていく。かつて名探偵として名を馳せた屋敷啓次郎が自分の老いと戦い、そして名探偵の宿命に立ち向かう話。渋いおじさんが好きな人は絶対に読んでほしい。若い名探偵の蜜柑が持て囃される中、屋敷は過去の後悔と向き合い、答…

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

読書感想部を作るほど、作品の感想を書くのが好きなスガリさんが読書感想文を書くたびに、その感想が話の謎に繋がるのが作品の形。凄く面白かったです。スガリさんの独特な目の付け所の感想文やスガリさんのキャラ造形が物語を引っ張っていて、スガリさんの…

ラメルノエリキサ

ハンムラビ法典をモットーに生きる少女・りなが、ある日夜道で切りつけられる。その時犯人が残した「ラメルノエリキサ」という言葉を頼りに犯人を捜す。りなちゃんが復讐大好きっ子で、とにかく強気に振り切れてるの好きです笑 とにかく行動する子でグイグイ…

きみの分解パラドックス

きみの分解パラドックス (富士見L文庫)作者: 井上悠宇,456出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房発売日: 2016/08/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る 分解マニアの天使とその異常性を隠そうとする結城が連続殺人事件に関わるうちに、校内の1…

家庭教師は知っている

本屋で表紙とあらすじを読んで面白いだろうなーと思ったら、本当に面白いし自分好みで良かったです。家庭教師は家に入って、仕事するのでどうしても家族との関わり合う。そこで問題があるのではないかという疑問が頭に浮かぶ。そこの家の問題に踏み込むのか…

その日、朱音は空を飛んだ

朱音が空を飛ぶ。そこに至るまでの流れと空を飛んだ後の錯綜劇が男女6人の視点から描かれて。最後は朱音本人の視点から空を飛んだところまでを。読んでて重くのしかかってきて、各人物の描写が鬱屈したものでした。高校生の黒いものを深く深く掘り下げていて…

流星の下で、君は二度死ぬ

身近な人が死ぬ予知夢を見る、少女・みちるが大切な人が死ぬ未来を見てしまうところからこの物語は始まる。過去に予知夢を見ておきながら、何もせず予知夢通りに身近な人が死んでしまい、後悔していたみちるだが、そんな後悔を抱えながらも大切な人のために…

きみの世界に、青が鳴る

階段島シリーズ最終巻。この物語は七草と真辺が軸に回っていて、最初から最後まで突き通していて、良かった。七草と真辺は互いに補い合っていて、だけどわかってないこともあって。それはとことん話し合う。 大地くんの問題、魔女について、考えに考えぬいて…

探偵はぼっちじゃない

本屋で一目惚れし、読みました!表紙やあらすじ読んで良いな〜と思ってたら帯に作者が15歳という情報が。驚いて、これは買うしかないなと。お話は中学3年生という多感な時期に共同して小説を書く。という緑川・星野視点と新任教師で理事長の息子という立ち位…

屋上の名探偵

日常の謎が読みたくなったので、読みました。内容としてはもうひと押し、なんかほしいなと思いました。シスコン主人公・悠介と屋上に潜んでる名探偵・蜜柑が協力し合い謎に挑む。蜜柑は過去に嫌なことがあり出来るだけ目立たないようにしているが、その知性…

名探偵に薔薇を

虚構推理の城平京先生のデビュー作素晴らしいの一言。二部構成になっていて、一部、二部片方でも楽しめるようになっています。しかし、両方読むとズシリとした重みを感じる真相を感じられるので、是非最後まで読んでもらいたいです。童話をモチーフにしなが…

夜空の呪いに色はない

階段島シリーズ第5巻。遂に階段島における問題、魔女についてと大地の母親について語られる。物語は終わりへと向かっている中、七草と真辺は現実の自分と話し、そして決断する。いやはやここまで深く物語を描かれていると文章を読むのに夢中になって仕方ない…

よるのばけもの

単行本で読んでたが、文庫版の表紙に惹かれ読みました。1度読んだ時よりもより作品の命題に気づけたし、最後の引きをよりよく感じられました。1度目はあっけないなと感じてしまい、あまり良い印象を持てなかったんですけど、主人公・あっちーの苦しみが分か…

涼宮ハルヒの暴走 角川文庫

短編集。消失を経て、キョンは長門に気を配るようになったり、長門もちょっとずつ変わっていってて良い。ハルヒもなんだかんだで周りを見てるんだなーと感心。キョンとハルヒが信頼しあっているのもニヤッときますね。アニメで見てない雪山症候群が面白かっ…

不死人の検屍人 ロザリア・バーネットの検屍録 骸骨城殺人事件

この作者の作品は初めて読みました。ガガガ文庫から出てる「魔法医師の診療記録」の存在は知っていまして、読もうかなーと思ってたら丁度今作が出たので、こちらから読んで見ようと思いました。まず、面白かったです。設定的に条件付で死者がアンデットとし…

静かの海 その切ない恋心を、月だけが見ていた 下

下巻。真咲と行成の恋と進路はひと段落する。真咲は母親の進めで進学校に進み、行成は大阪の会社へ。心だけでなく、物理的にも離れてしまう。そんな不安に押しつぶされそうになる真咲が辛い。そして、自分が女性だってことも自分の口からでは言えず、他人か…

静かの海 その切ない恋心を、月だけが見ていた 上

この作品の単行本を献本で読んで、筏田かつら先生を知りました。文庫化ということで改めて読みましたけど、何度読んでも楽しめますね。行成と真咲のすれ違いながらも友情(愛情?)を育んでいってて、いつかはバレるというのを意識しながらも言い出せない真咲…

小説王

ドラマが今月から放送されるということで、読みました。結果的にめちゃくちゃ面白くて、ドラマを見る前に読んで良かったなと。作家・編集者を軸に話は回っていて、小説を生み出す大変さ、小説を売り出す難しさが深く掘り下げられていてた。電子書籍やスマホ…

響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

京アニでアニメ化していて、とても面白く。去年はリズと青い鳥を見て今月は最終章の映画を控えてるので、原作を読み始めました。探り探り読み進めましたが、とても面白かったです。内容は知っていても、部活特有の人間関係の歪みや厳しい空気が重くのしかか…

自由なサメと人間たちの夢

以前に、住野よる先生が推していたな〜と思い、買いました。歪みを抱えながら生きている人達が欲望に忠実になっている姿を映す短編集。様々な人達の歪みが感じられて、とても面白かった。歪んでいるだけでも、必死に生きている。一般の歪みに関係ない人達に…

また、同じ夢を見ていた

以前に単行本で読んでいたが、何となく読み返そうと思い文庫を買い、再読しました。主人公は小柳奈ノ花。人生とは〜を口癖にちょっぴり背伸びした女の子。この物語はそんな奈ノ花が、尻尾が短い猫、手首に傷がある南さん、カッコイイアバズレさん、おばあち…

凶器は壊れた黒の叫び

階段島シリーズ第4巻。安達が階段島に訪れることで状況は一変する。大地くんのために新聞部の設立を提案する、それは堀を魔女から下ろすための罠だった。やっぱり安達は好きになれないが、ちょっと同情してしまう。最初から諦めてる安達に堀が意思を告げるの…

インシテミル

米澤穂信が書く、バトルロイヤル。いや、バトルロイヤルじゃないか。なんか、最近じゃ見かけない、以前に見かけられた作風で懐かしさを感じた。多額の金額のアルバイトは怪しいけど、一定数は引き寄せられるよな。美味しい話の裏には何かあると言うけど、そ…

涼宮ハルヒの消失 角川文庫

アニメ映画で好評だったのは知っていたが、観に行かなかったので初めて「消失」に触れました。評判に違わぬ面白さでしたが、もう少し物語的に厚みがあれば良かったかなと。充分楽しめるんですが、キョンのハルヒと出会ってから今に至るまでの心境の変化を上…

ノッキンオン・ロックドドア

青崎先生は器用な作家でありながら、どの作品でも色濃く個性を表してくれるので好きです。今作は探偵と助手ではなく、探偵と探偵を組み合わせる新たな試み、しかも男と男。男同士特有の空気感や信頼感があり、ミステリー小説というだけでなく、キャラ小説と…

15歳のテロリスト

松村涼哉先生の新作はメディアワークスから。デビュー作からこちらの文庫に移っても違和感ない作風でしたが、今作はより、色濃く感じました。 テーマは少年法ということで、現実でも問題になっていることで、小説ならではの仕掛けを整えていた。読んでいて、…

つれづれ、北の坂探偵舎 シリーズ

つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない (角川文庫) 作者: 河野裕 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2013/09/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る つれづれ、北野坂探偵舎 物語に祝福された怪物 (角川文庫) 作者: 河野裕,秀良子 …

麦本三歩の好きなもの

住野よる先生の新境地。今までは日常の中の非日常を書いてきた作者が、麦本三歩という女性の日常をただ書いているというのに興味を惹かれました。生きていくうちに感じる些細な悩みや嬉しいことばかりなので、ひたすら力を抜いて読めるのが今作の強みです。…

教室が、ひとりになるまで

初作家さん。表紙やあらすじに惹かれて読みました。スクールカーストとミステリーが良く組み合わさっていて、読み応えのある作品でした。クラスで高い立場の人が三人続けて、自殺するという非日常が生み出す不穏な空気が良く作用していて、バラバラドキドキ…

さとり世代の魔法使い

藤まる先生の新作。今作は魔法使いモノ。現代の若者の象徴みたいな主人公の雫がハッチャケていて、相棒の爽太も良い感じに賑やかしてくれて、楽しく読める。ただ、それだけではなく、雫、爽太は悩みを抱えながらも誰かの助けになろうとする優しさを持ってい…