ライトノベル
新八角先生の描くファンタジーはやはり良い。 世界観と人物の描き方が好き過ぎる。 小さな子は確かに怪物だ。そんな子でも無慈悲な災害に遭えば怪物でなくなってしまう。 主人公・アシトは目の前で無くした姉を忘れられずにいて、とにかく姉を探していた。 …
裕時悠示先生が別名義でなろうで書いていた作品を書籍化。 今までの作品より軽さはあったが、その分、展開がすんなり受け入れられるから良いなと。 主人公・和真が頭は切れて、武力行使も出来る。しかし、序盤は陰キャに徹していたため、最初はベタなラブコ…
灯チームが絶対絶命。 これまでとは違うスリルがありました。 クラウスは動けず。大半のメンバーも動けない。そんな中で奮闘していく様子は目が離せなくて、最後の最後までハラハラしました。 白蜘蛛の狡猾な罠を掻い潜った秘策にはその手があったかと唸り…
最高のラブコメ作品でした。 清里さんの妨害を掻い潜り、耕平、彩乃がやってくれました。耕平の執念には恐れ入りました。 そして、今まで耕平に救われた、勝沼と日野春が力を貸してくれる展開は熱い。 それぞれ、内に葛藤を秘めていて、もがきながらも前に…
今年1番、いや、近年で1番か。 胸に突き刺さる物語でした。 今作のあまりの美しさに乾いていた心に潤いが戻ってきました。最近、悩んだり悶々としていたことが吹っ飛びました。 涙、笑い、感動、よくあるパターンかもしれないが、だからこそ胸に残るし、響…
あらすじから最終巻か…とショックを受けるくらい好きな作品でした。 騙し合いエンターテイメントもこれにて完結。正直、もっともっとジンとニーナが周りを騙していく様子を見たかった。それくらい、物語としての盛り上がりとキャラの魅力がありました。 最…
綾里先生の作品の中でもかなり好きな作品です。 久しぶりに読み返したが、それでもフェリ、クーシュナ、トローの旅は良いものでした。テンポ良い会話、柔らかい空気感、この3者の旅はずっと読んでいたいくらいだ。 様々な幻獣と対面して、その幻獣に寄り添…
最近の今シリーズはサブキャラクターが登場して、その人物にスポットが当たっていて、少し物足りなさがありました。 それが今回はやっと、やっとの水斗と結女の話に。 今まで、なんだかんだで中途半端に終わっていたが、年貢の納め時。 結女が覚悟を決めて…
久しぶりに読み返しましたが、最初に読んだのが6年前なので、新鮮な気持ちで読めました。 素晴らしいくらい、危うい小説。 惹き込まれること間違いなしの作品です。 作品の入口が衝撃だが、そこに至るまでの過程には徐々に情報を明かしていく塩梅だったり、…
高校生男女が旅をする。 良い青春でした。 一人旅好きの主人公・海人の親と旅館の女将さんが再婚することにより、義理の妹・栞が出来る。そのことにより、起こる変化。 栞は亡くなった、父の影響。 海人は亡くなった、母の為。 想いは違えど、旅をしたいと…
クザクもセトラも殺されて、メリィは不死王に呑まれた。 ハルヒロの側に残るのはユメ、ランタ、あとはペット達。 これはハルヒロも心が折れる。 いや、ハルヒロだけでなく、様々な人の視点から絶望的な状況を映していて、なんて無慈悲なんだ。 誰だって、諦…
文化祭。 長谷部の復讐、龍園の裏切り、動こうとしない櫛田、様々な障害がありつつ、クラスのメイド喫茶を成功に導くために様々な手を打つ清隆が流石。 長谷部の復讐に関しては地味だけど、効くやり方。しかし、対処の伏線は予想出来たが、心に来るものがあ…
今巻は正直、グッとくるところはなかった。 それでも、各人物の変化が禍々しくて、気づいたら読み終わっていた。 なんでか知らないけど、中毒的な魅力があります。 サラが小学校を支配し、友奈は新たな学校で立ち位置を決める、リヴィアは相変わらず予想外…
久しぶりの続巻で分厚い。正直、登場人物を把握するのが大変だった。しかも入り乱れての乱闘は中々。それでも終盤の乱戦を描き切っていたのは見事と言うしかない。 前半は記憶を掘り起こすのに力を使ってしまったので、次巻は出来たら早めが嬉しい。忙しい…
限界オタクめくるの声優としての悩みにスポットを当てていて、悩みながらも自分の声優としてのあり方を考えていく。 今まで頼りにしていた、めくるの脆さが明かされて、競争率が高い声優界では致命的なものだった。 自分よりも周りの声優の事を思ってしまう…
いやー、良かった。 前巻が悲しめな余韻があったので、どうなるかと思いましたが、収まるところに収まりましたね。 彩葉とヤヒロが分断させられる状況にヤキモキしながらも、しっかり再会する場を盛り立てていたのは流石でした。 まだ、3巻ですが、ヤヒロと…
タイトル、表紙、あらすじから気になって仕方なかったので、買ってすぐ読みました。 久しぶりにファンタジー作品でどハマりしました。 人は竜を殺して資源を得る。そんな世界観と登場人物の宿命が綺麗にマッチしていて、より悲劇を際立たせていた。久しぶり…
2巻は新浜と春華との関係がより近づいていく。 今回はそんなに修羅場になることなく…と思ったら、春華の家でとんでもない修羅場が待っていた。 タイムリープしているからこそ、社畜での経験から切り抜けられたが、新浜が1周目とは違う人生を歩いていく様子…
やはり、コミカルな会話が好きで堪らない。 何気ない会話や重要な場面でも、思わず頬を緩ます文章は流石です。 主人公・颯が過去に失った初恋少女・霧崎が頭から離れずに残っていたが、夢に霧崎を登場させることが出来るようになることで変わっていく。 過…
庵田定夏先生とニリツさん、好きな作家とイラストレーターが組んでいると知った時から楽しみにしていました。 今作は受験勉強がテーマになっていて、勉強の仕方や工夫が描かれているが、それはあくまで人生を切り開いていく手段に過ぎない。 様々な事情を抱…
デビュー作品から好きで、1巻も楽しんでただけに1巻から5年経つとは思いもしなかった。待ってたよ。 その刊行の裏には色々あったようで、今作を読んであとがきをチェックしてください。 物語としてより磨きがかかっていた。勉強しなければならない状況に追…
続巻が発売されるので再読。青春の敗者とも言える主人公達が人には馬鹿にされたり、理解されなくても、自分の弱さと向き合っていくのは良いですね。 青春作品で努力や諦めない、逃げないことは美学になってるが、それをしなければならないことなのかな。 主…
完結。寂しいけど、仕方ないか。 1巻ごとにドラマがあり、好きなシリーズでした。 詰め込んでいて、スピーディーな展開をしているのでスッキリするのが良かったです。 今回結城の家族、幼なじみが登場して、結城と小鳥の繋がりの深さを他者の視点から感じ取…
めんどくさい後藤愛依梨の素顔が明らかに。本編ではひたすら意味深な態度をとっていた、後藤さんの過去や考えが見えてくることで彼女の本質が分かってくる。 ただ、臆病で主体性のない彼女の姿を知ると、吉田と上手くいかないのも納得。 神田が煮え切らない…
骨太なファンタジー冒険譚になっていて、読み応えありました。 設定として、で人が死んだら魔物になったり、魔物になった魂を命をかけて葬送する葬送士の存在があり、引き込まれる。 主人公・シオン、葬送士・アリスレインの掘り下げがあり、2人が心通わせ…
まぁ、こう成るよなという終わりだが、王道で良い。だが、縁太郎と結衣の大事なシーンがあっさりしていたところは?となりました。縁太郎が抱えていた悩みも呆気なく解消されたのは違和感があったのは残念でした。 結衣に言わせてしまうのはね… ただ、終盤…
負けヒロインの奮闘をシリアスに描いたら、心にグサグサ刺さってきてしょうがない。 妙に癖になるラブコメで好きだ。 軽い雰囲気でワイワイしているが、失恋が挟まることで要所で締まるのが絶妙。 緩急が上手く効いていて、惹きつけられる。 表紙の小鞠が主…
裕時悠示先生の最新作は高校生男女がクルマで旅をしていく青春物語。 ラノベでは中々見ないドライブデート。 挑戦してます。 主人公とヒロインの背景、何故旅に出るのか、関係性を築いていく変化、諸々詰まっていて、今後の旅が気になる出だしでした。 物語…
ホロとロレンスの関係は安定しているようで、まだ揺れ動くものなのかと再確認出来ました。喧嘩していても、探り合いつつ落としどころが見事です。 ホロの心は故郷の事となると弱くなる。 ロレンスがその都度、支える。 良い関係だなぁ。 互いにぶつくさ言い…
月村と桐谷の擬装カップルの真相が明らかになり、そういうことかと納得。しかし、桐谷が軽い気持ちで擬装カップルを解消させたことにより、月村への女子の猛アタックが始まる。この下りが長めだったのはちょっとなと。 スクールカーストの嫌なところを描いて…