羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

PHP文芸文庫

鏡の国

岡崎琢磨先生の最新作は最高傑作でした。 読み応えあり、驚きあり、反転あり、読む前から種を明かそうと注意してましたが無理でしたー 作中作品というのを忘れてしまいそうになるくらい練られている。だから終盤に明かされる反転の際の細やかな伏線配置に丁…

転職の魔王様2.0

ドラマ化されて、続編が決まるなんて嬉しい限りです。楽しんでます。 今回、魔王様がいれば天使様もいるよねと。 細やかで優しい天使様、厳しいけどその人のための魔王様。キャリアアドバイザーとしてのスタンスが違うので、どっちが正解とかはないが、厳し…

書店ガール

以前から気になっていたシリーズ。 書店を舞台に、女性同士の戦いや男性からの偏見に抗っていく物語。序盤から中盤にかけては足の引っ張り合いには少しうんざりしたが、終盤のお店の危機で手を取り合って奮闘するのは読み応えがありました。 女性同士の嫉妬…

書店員と二つの罪

買う予定ではありませんが表紙、タイトル、あらすじに惹かれて読みました。 女子中学生惨殺事件の暴露本が発売するということで書店、出版業界、また世論が揺れ動く。 惨殺事件の関係者は世の中の好奇心に悩まされるが、主人公の正和は犯人とは違い位置にい…

転職の魔王様

社会人3年目が終わりそうな時で悩んでいる自分にとって非常ピッタリなタイミングで出てくれました。 各話のタイトルだけでも威力がありますが中身も凄い。 働いていて悩むであろうことを生々しくもそうだよなと頷くことばかりでした。色々悩むし考えもまと…

人と人の温かみに心洗われる 午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中

藤まる先生がまたもや泣かしに来た。死んだ者と生きている人の間には、もう会うことも話すこともないという深い溝がある。その間を埋めるために魔法道具が登場する。道具といっても無機質な物ではなく、死者が込めた想いが詰まっていて、1話1話に出てくる魔…