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響け!ユーフォニアム3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機

響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機 響け! ユーフォニアム (宝島社文庫)


タイトルの通り、北宇治高校吹奏楽部の精神的支柱でもある、あすか先輩が部活を辞めるという緊急事態に。そして、久美子の姉が大学を辞めるという。


アニメ第2期の範囲で内容を知っていても、グイグイ引っ張られます。あすか先輩と久美子の姉が辞めるということについて、様々な面を出してくれた。あすか先輩の場合は家庭の事情、久美子の姉は自分の意思。自分でしっかり考え抜いて辞めるってなるなら仕方ないけど、流されて辞めたら後悔する。久美子があすか先輩に踏み込んだときの青さは大切なんだと思う。


そして、最後にあすか先輩から久美子へ渡ったバトンを書くためにこの物語は生まれたのかも。とか思ったり。先輩から後輩へ受け継がれる想いというのは良いものですね。

本屋のワラシさま

本屋のワラシさま (ハヤカワ文庫JA)


本屋を舞台に、お客様のちょっとした謎を本を通して紐解いていく。理由あって、本が読めない代理店主・啓と本屋に住み込みワラシのドラバタしながらも、暖かくしてくれる良い作品でした。


どの話も読み進めていくと、人と人の繋がりや優しさが溢れていて、読み終えたら前向きになれます!


徐々に啓が成長していき、ワラシもどこかで見てるという理想的な終わりで、良い読書が出来ました。

鬼とめおとの古物商 アンティークに思い出をこめて

鬼とめおとの古物商 アンティークに思い出をこめて (メディアワークス文庫)

電撃文庫でファンタジーな旅物語を書いてた著者がメディアワークス文庫に移って、何書くんだろうなと気になってました。

ラジオ、ドールハウス、茶碗、一つ一つのものに宿る大切な想いをすくい上げて、その古物に縁がある人に届ける。実に素晴らしかった。物に魂が宿るとは、このことか。


一つ一つの話がしっかり重みがあり、どの話も読みごたえがあり、満足度が高いです。


アンティークが好きで読みましたが、予想以上に心に響く物語になっていました。縁とか絆とか目に見えないものでも信じたくなるんですよね。


店主・鬼蔵と妻・渚の優しさが作品を上品にしてるように思うし、2人の出会いもロマンティックで良かった。



単巻でもまとまってますが、続いてほしい!ただ、一冊としての完成度が高いのが逆に惜しく感じます。


日々に疲れてる時に、おすすめです!

破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S

破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S (メディアワークス文庫)


帯や推薦文で推されていて読んでみたが、あまり期待し過ぎるといけないなと。普通に面白いんだけど、無理に期待を煽る宣伝によって損するかも。


犯罪異能力者を捕まえるために、狂った正気を持つ主人公・トウヤと相棒・珠子がタッグを組む。

トウヤの軽い感じのキャラが嫌じゃなければ物語を楽しめるかな。トウヤと珠子の過去が明かされ、事件も解決し、万事解決。巻き込まれて始まった物語だけど、読み終えてみると予定調和みたいな感じに綺麗にまとまっているのになんだがもどかしい感じがある。

ただ、心理面の駆け引きや感情の動きを書くのが上手だから良いかなという気分になる。


始まりの1巻としては申し分ない内容でした。シリーズ化するのかな?するなら読んでみたいし、トウヤと珠子のこれからが気になる。

叫びと祈り

叫びと祈り (創元推理文庫)


海外をモチーフにした謎の短編集。独立した話かと思いきや、全てが繋がる最後にあっ!と驚かされました。最初からどこか違和感があるなと思ったけど、気のせいかと見逃してたら最後に伏線回収されてて、巧みな構成でした。

それそれの話がその地域特有のもので起きていて、あまり読んでこなかったもので、不思議な読書体験をしました。


どの話も味があって良いのですが、1番気に入ったのは最初の「砂漠を走る船の道」です。なぜ良いのかと言われると、人間の浅ましさを吹っ飛ばす、ラクダの無垢な心意気が写す最後の余韻が好きなんですよ。



良い短編集ですので、オススメです〜

夏空白花

夏空白花


戦争に負けて、日本国民が絶望に落ちてる時に甲子園を復活させる。なんて夢物語。だがそんな時だからこそ、やるべきではないか。


新聞記者の神柱が甲子園復活に向けて動く中で様々な困難が立ち向かっていき、なんども立ち止まるんですが、人と人の繋がりで甲子園を開催まで持っていく熱量にやられました。


野球が持っている力というのを信じたいなと思いました。



野球好きには身にしみる話でした。

響け!ユーフォニアム2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

【TVアニメ化】響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏 (宝島社文庫)


2巻は1巻では明かされなかった、2年生大量退部の事件について。

久美子がみぞれや希美と話し、あすかに相談し悩む。部活って、楽しみたい派と本気でやりたい派に分かれるから、ちゃんと意見を擦り合わせないと駄目だよな… ただ、中学、高校で理解しろって難しいよな。希美の意見はごもっとも。ただ、残されたみぞれの気持ちを考えて欲しかったな。それと今回みぞれのトラウマは解消されなかったから、リズと青い鳥に繋がるんだよなぁ。


人間関係と吹奏楽部の熱い描写に惹かれて一気に読めます。1冊におけるペース配分が良く、濃密な物語になっています。続きを読むのが楽しみです。