- 作者: 米澤穂信,高野音彦,清水厚
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2002/07/31
- メディア: 文庫
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文化祭のあるクラス制作の自主映画が未完成に終わっていて、どんな結末になるのか考える古典部メンバー達ーーー
今巻の話はアニメで見ていて、奉太郎が女帝に囁かれて少し自惚れ、間違えたのは痛々しく映りました。
原作では文を追っていて、これで奉太郎は気づけないよって思いました。
奉太郎が考えた番人の死角が終わったあとに
古典部の仲間達に指摘され狼狽えて、女帝の意図に気づいた奉太郎は正に愚者のエンドロールでした。
正直、話の流れでそうしたのは分かりますが、古典部メンバー達は何かしたのか?って、考えて頑張った奉太郎をあざ笑う様で嫌な気持ちになりました。そこがキモかもしれませんが。
女帝は奉太郎の姉に教えてもらったからとはいえ、後のフォローをしないのはどうかなーと。
今巻は明るい話ではないのですが、面白かったのは確かです。青春は失敗も含むんだと思いました。次はクドリャフカの順番です。