羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ジャナ研の憂鬱な事件簿

ジャナ研の憂鬱な事件簿 (ガガガ文庫)


 表紙を見て、「私、気になります!」を思い浮かべたあなたは間違いではありません。私も思いました。

もう、狙って作ってる感を感じとって、手に取るのを渋ってましたが、古◯部シリーズを読み終えたので、比べる気持ちで読みました。結果、読んで正解でした。

古典◯シリーズをリスペクトしているのが伝わってきて、敬意を払っているのが分かりました(個人的な感想です)

◯典部シリーズとは違い、ちょっとした日常に潜む、悪意、罪悪感、感傷、などを取り扱っていて、人間の暗くて苦い、あまり人前に出てこない感情を上手く表現してました。なので、爽やかな事件の結末でないこともありますが、それも人間が抱える一つの本質なのかなと。

 

恐る恐る読んでみたら、ハマってしまったので、近いうちに2巻も買って読みます。