青春ブタ野郎シリーズ 第4巻。
二学期初日。咲太は麻衣さんに話しかけたら、「あんた、誰?」と返ってきた。
またか。
思春期症候群は咲太を逃さない。
麻衣さんは異母妹である、豊浜のどかと中身が入れ替わっていた。
家で中の、のどかは麻衣さんに何か言いたいことがあるみたいでーーー
入れ替わりって、戸惑うって思うんですけど、麻衣さんが思春期症候群の存在を確信してるから、慌てないよなぁと。
反対にのどかの方が問題だった。
昔から麻衣さんと比べられ、親の代理戦争に巻き込まれて、嫉妬するなという方が無理があるよな、
周りからどれだけ圧がかかっていても、ブレず自分を突き通す麻衣さんを、入れ替わりでのどかが演じなければいけないっていうのは残酷だ。
これだけではなく、のどかの外面で、中身が麻衣さんということで、「自分より凄い自分」を見せつけられるというのはキツイ。
かなり、落ち込む、のどか。
だけど、咲太の計らいで、麻衣さんと本音を話し合い、無事心の雪解けを迎えて良かった。
安定のハッピーエンドでした。
しかし、ここから、あれだけ辛い展開が待っているとは思ってもいませんでした。