- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/07/28
- メディア: 文庫
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以前から知っていて、本屋行く人なら一度は目にしたことがあると思う作品です。
8月の14.15.16とNHKで3夜連続ドラマ化するのを聞いて、読みました。
(内容)
「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。
(感想)
夏に読むに相応しい内容でした。様々な短編か収録されていましたが、どの話も読み終えたらお腹というか胸の辺りがキュッと締まって、苦しくなるような不穏な響きがきます。それが不快に感じないのが、米澤穂信先生の巧みな文章のおかげだと思います。
いやー、どうしたら、これだけ良い小説を書けるのか先生の頭を覗きたい。
ドラマ化する「夜警」「万灯」「満願」はどの様に映像化するのか期待したいです。
俳優さん方も登場人物に合う配役だと思ったので、俄然楽しみ。
個人的に「夜警」が1番好きな感触がしました。
それから、、
前から、気になっていた人はドラマを見てから読むのもいいし、小説を読んでからドラマを見るのもいいですよ。とにかく、この作品が多くの人の胸に残ればいいなーと思ってます。