ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電撃文庫)
- 作者: 峰守ひろかず,おかだアンミツ,三上延
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/03/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
(内容)
鎌倉のとある高校に、豊富な蔵書を持ちながら、利用者が少なく廃止寸前の旧図書室があった。図書部に在籍する、読書すると作品世界に没頭しちゃう小動物系な卯城野こぐち。彼女はその体質から、落ち着いて読書できるのが旧図書室だけだった。そんな旧図書室とこぐちを助けるため、秘密の趣味は朗読配信と中二病な小説執筆の前河響平が立ち上がる。生徒会長に掛け合うと、旧図書室維持のため、生徒同士で書評バトルを行う「ビブリアファイト」に挑むことになり―。お勧めの本をプレゼンするビブリアファイトでは、実在の名作を多数紹介。原作小説の栞子さんも登場する、本好き少女と恋する少年を描く、青春の1ページ。
(感想)
ビブリア古書堂の事件手帖のスピンオフ作品。
本家と同じで様々な作品を紹介していき、物語を展開していきます。ただ、こちらはビブリアファイトという形で紹介していくので、ライトノベルらしい軽さもあり、本家を知らずとも楽しめると思います。
栞子がちょくちょく出てきて、こぐちと響平にアドバイスをします。程よい距離感なので、ちょうどいいスパイスになってます。
今作は高校生2人が主役なので、凄い重たくはないし、こぐちと響平が意識しあっていて、良いニヤニヤを得られます。
それに、こぐちと響平の好きな作品に対する愛情が読んでて良かったです。自分の好きな作品を語れる相手がいるって素晴らしいことだと改めて思いました。
スピンオフとして、一つの作品としても読める作品です。興味があるならば是非読んでみて下さい。