羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9

(内容)

もうすぐクリスマス。小さい頃はプレゼントがもらえる日だったが、今はもう違う。何より、願うことも、欲しいものもなくなってしまった―。生徒会長選挙の日以来、何かが決定的に終わってしまった関係を引きずりながら、逃げ出さないため、ただそれだけのために部室に集まる八幡たち。そんな折、新たな依頼を持ち込んだのは、先の選挙で生徒会長となった一色いろは。他校との合同クリスマスイベントを手伝って欲しいという依頼に対し、一人で行動しようとする八幡だが、一筋縄ではいかない依頼に事態は次第に悪化していく…。


(感想)

生徒会選挙の件で奉仕部の空気は最悪。

空っぽの会話、まんねり化した集まり、虚しい空間、一体なぜこうなってしまったんだ。


そんな時、いろはすから依頼がくる。


奉仕部としてではなく、八幡が個人で動く。

しかし、八幡は今まで通りにいかない問題にぶつかってしまう。

困った八幡の背中を押した平塚先生の言葉が身にしみる。そりゃ、八幡は助けられるよ。


八幡は考える。自分の気持ちはどこにあるのか。

そして、気づいた本音は曖昧であやふやなもの。だけど、それでも欲しいんだ、"本物"が。


奉仕部は紆余曲折あったが、良い関係になってきたかな。