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切れない糸

切れない糸 (創元推理文庫)

切れない糸 (創元推理文庫)

(内容)

周囲が新しい門出に沸く春、思いがけず家業のクリーニング店を継ぐことになった大学卒業間近の新井和也。不慣れな集荷作業で預かった衣類から、数々の謎が生まれていく。同じ商店街の喫茶店・ロッキーで働く沢田直之、アイロン職人・シゲさんなど周囲の人に助けられながら失敗を重ねつつ成長していく和也。商店街の四季と共に、人々の温かさを爽やかに描く、青春ミステリの決定版。

(感想)

読む前はクリーニング店を軸にしながら、どうやってミステリーに仕立て上げるのに不安や期待が交じり合ってましたが、杞憂でした。坂木先生らしい優しくて温かみがある話に仕上がってました。

預ける服だけで、そんなに個人情報が分かるとは微塵も思ってませんでしたので、読んでて、へー、って何回も驚きました。


お話も連作短編集でしたが、1度出たキャラが再登場したりして、上手く一冊がまとまっていました。

キャラを切り捨てない先生らしくて、素晴らしい物語でした。


人と人の繋がりは糸みたいだと思いました。


そして、一冊完結かと思いきや、続きが出るみたいなので、楽しみにしてます。