羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

隣の席の佐藤さん

隣の席の佐藤さん (一二三文庫)

隣の席の佐藤さん (一二三文庫)

(内容)

―僕は佐藤さんが苦手だ。地味で、とろくて、気が利かなくて、おまけに大して美人でもない佐藤さんと隣の席になった、ひねくれもの男子の山口くん。何気ない高校生活の日常の中で、認めたくないながらも山口くんは隣の席の佐藤さんに惹かれていく。ある時、熱を出して倒れた佐藤さんの言葉をきっかけに二人の関係は急速に変わっていく…。甘酸っぱくてキュンとくる、山口くんと隣の席の佐藤さんの日常を描いた青春ストーリー!


(感想)

どこが地味なのか、佐藤さん可愛いだろうが!美人ではないかもしれないが、愛嬌あり過ぎる。ヒロインだった。

山口が好きになっていくというよりかは、好きな気持ちに、いつ気づくのか、気になって読んでいたが、山口があまりにも鈍感で焦れったかった。だが、互いに理解を深めていく、過程が良かった。


恋愛話にしては、緩やかに時間が経っていくが、それが良かったのかもしれない。

静かに進んでいくのが、この物語に合っていたんだろう。


コミカライズや続巻を楽しみにしています。