羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

汚れた赤を恋と呼ぶんだ

汚れた赤を恋と呼ぶんだ (新潮文庫nex)


階段島シリーズ第3巻。


今回の舞台は階段島ではなく、捨てた現実側。捨てて成長したのかと思いきや、七草と真辺は魅力が薄れていた。自分のいらない部分を捨てて成長出来たら世話ないよな。捨てて空いた空洞を埋めることが出来ないと、バランスが悪いよ。

七草と真辺は捨てたものは捨てる必要がなかったかもしれないが、捨てて、すれ違わないと互いに気づけなかったかもね。

やはり、階段島にいる方を応援してしまうが、どっちも七草と真辺なんだよな。


そして、安達に関しては胡散臭いというのと語りが苦手で不穏分子過ぎる。