羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた (双葉文庫)


以前に単行本で読んでいたが、何となく読み返そうと思い文庫を買い、再読しました。


主人公は小柳奈ノ花。人生とは〜を口癖にちょっぴり背伸びした女の子。

この物語はそんな奈ノ花が、尻尾が短い猫、手首に傷がある南さん、カッコイイアバズレさん、おばあちゃん、それぞれの人と関わっていき、成長していく王道なもの。


途中から正体に気づいてしまうが、そこは問題ではない。奈ノ花がゆっくり、しかし確実に成長していく姿を見ているだけで胸が熱くなります。


人生とは〜 幸せとは〜を考える良い作品でした。奈ノ花が幼いながら芯のある子で学ばなければと思ってしまいました。

常日頃、人生や幸せについて考えながら生きていこうと思いました。

コミック版も買おうと思います!