2019-04-21 名探偵に薔薇を キャラ・ライト文芸 創元推理文庫 ミステリー 虚構推理の城平京先生のデビュー作素晴らしいの一言。二部構成になっていて、一部、二部片方でも楽しめるようになっています。しかし、両方読むとズシリとした重みを感じる真相を感じられるので、是非最後まで読んでもらいたいです。童話をモチーフにしながら現代に事件を起こす。予想もつかない展開の連続で、読み応えのあるミステリーでした。また、名探偵・瀬川が背負っているものはミステリー小説の名探偵たちが大体は持っているもので、最後の苦悩には胸が割かれる気分でした。名探偵が好きな人に是非。