2019-05-01 その日、朱音は空を飛んだ キャラ・ライト文芸 幻冬社 ミステリー 朱音が空を飛ぶ。そこに至るまでの流れと空を飛んだ後の錯綜劇が男女6人の視点から描かれて。最後は朱音本人の視点から空を飛んだところまでを。読んでて重くのしかかってきて、各人物の描写が鬱屈したものでした。高校生の黒いものを深く深く掘り下げていて、現実のような架空のような、感じでした。自殺は唐突に起こす可能性は低いし、そこに至るまでのプロセスがある。自殺は様々な要因が絡み合うから止めるのは難しいよなと。読み終えた後の解放感はありましたので、ゆっくり読むのを勧めます。