本屋で表紙とあらすじを読んで面白いだろうなーと思ったら、本当に面白いし自分好みで良かったです。
家庭教師は家に入って、仕事するのでどうしても家族との関わり合う。そこで問題があるのではないかという疑問が頭に浮かぶ。そこの家の問題に踏み込むのか踏み込まないのか、尻込みするのは分かる。ただ、それで良いのか。良い着眼点を持った作品でした。
短編5本でそれぞれ、重い暗い背景があり、スッキリするというわけでなく。読んだ後も引きずるような感じで、自分好みで良かったです。
最後は短編の繋がりを感じるような締めで、驚きました。まったく想像してないところからだったので作者にやられました。
良いミステリー作品でした。