羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ブギーポップ・ミッシングペパーミントの魔術師

ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 (電撃文庫)


今回はブギーポップや凪はあまり出ず。

軌川十水という男に焦点が当てられて、進んでいく。

軌川は人の痛みを取り除くことができる。それは一見幸せかもしれない。痛みを経験したいと思う人は少ないと思う。だが、それで良いのか?痛みを感じないということは前に進めないというふうに感じる。実際、何か前に進むためには困難や苦痛を感じながら成長していくと考える。いわば出発点。痛みを取り除くということはそこから動くなと言ってるようなものだと思う。

だが、軌川は寺月や周りにそそのかされてやってたから多少は大目に見れる。しかも、自分の過ちに気づき、正そうとする。なんて良い男なんだ。ピエロみたいに終わらず、自分の意思を証明し、生き残る最後には救われました。またいつか、現れてほしいです。



そして、懐かしの飛鳥井さん登場。なんだかモヤモヤが晴れたようでなにより。この人もまた登場したらなと。