シリーズ最後の短編。実に良い息抜きになります。
あすか世代、優子世代、それぞれの代の卒業までの残された時間を切り取った話が多く含まれていて、どの話も読んでいて沁みました。このシリーズを読んでてよく思いますが、各キャラの関係性や変化、呼吸、歩く速さ、全てを描き切っているから、ちょっとした軽い話に見えるものも、見方が様々あるように感じます。
この巻では優子と夏紀の安心感が凄い。この2人の喧嘩というイチャイチャは破壊力抜群ですよ。
そして、久美子が部長になってからの話をちょっと収録。無事に乗り切りましたが、これからどうなるか。
このシリーズの集大成の最終章を読むのが怖いものがありますが、期待が高まってしかたありません。