羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

死体埋め部の悔恨と青春

死体埋め部の悔恨と青春 (ポルタ文庫)


死体埋め部ってなんだと思ったら、言葉の通り死体を埋めるというもの。よくもこんな危ない題材を扱うものだと思ってたが、読み進めていくうちにハマってしまいました。

様々な事情で依頼される死体。その死体の状況や情報から推理する真相。よく練られていた謎でした。


最初からあちこちに撒かれていた伏線を最後に回収して纏め上げた最後は素晴らしかったです。


死体を埋めるという後ろめたい感情を利用し、物語に緊迫した空気を出していて、スリルがありました。



最後に主人公が祈るところにいたっては感動モノです。