本格ミステリと妻を救うためにタイムリープするという題材に惹かれ読みましたが、多少ん?と疑問になるところはありましたが、満足出来る作品でした。
最初の物語の入りに躓きましたが、中盤から終盤にかけての畳み方が上手くて、物語に引き込まれました。
主人公の立ち回りや、腹芸が上手いなと。事件に対してのスタンスが見事だった。
事件はタイムリープということを組み込んでいて、複雑になっていた。
犯人はまぁ、こうなるよねと。
最後は救われた形になって良かった。
次巻に続くような伏線もあり、どう膨らますのか興味があります。
タイムリープという題材が物語に良くも悪くも効いていて、そこの判断は難しいですね。