タイトルと表紙の主人公の通り、コミュ症の藤村が推理していく。
人とコミュニケーションがとれないため、自分で動くしかないから頭を使い、謎を解いていく主人公像が新鮮に思えて、藤村を応援したくなります。コミュ症あるあるが胸が痛くなりました笑
作中でもあるけど、人と接するたびに友人の里中に間に入って話を聞いてもらうという徹底的な天皇っぷりが不思議と面白かったです。
話が進んでいくうちに、成長というか変化していく藤村と人間関係も注目ポイント。
物語の最後の会話に目頭が熱くなりました。こんなのずるい…
日常の軽い謎から、犯罪まで幅広く扱っていて、飽きることなく夢中になって一気読みできます!
謎解きだけでなく、藤村や周りの里中、加越、皆木の掘り下げもあり、是非シリーズ化してほしい!
是非読んでもらいたい作品です!