羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

悩める思春期の少女達 むしめづる姫宮さん2

むしめづる姫宮さん 2 (ガガガ文庫)


ヒトの心の弱いところを虫に憑かれて、苦しむ少女達。

有吉と姫宮が関わっていき、揺れる心と向き合っていくのが、良いです。

高校生の時のままならない現状を打破していく青春模様が素晴らしいです!


今回は埋れたくない、誰かと繋がりたいということを書かれていて、思春期ならば考えることで、読んでて自分も思うものがありました。

美術部の顧問の台詞は印象に残るもので、大人の一つの形としてありだと思いました。


有吉と姫宮がぎこちなくも悩む少女達とぶつかっていく姿が眩しいです。

有吉はまだ巻き込まれているからというのが拭えないですが、最後に見せた決断は熱い!


成長していく有吉と姫宮の関係がどうなるのか気になります。

是非続きを読みたいです。