羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

やりたいことを伸び伸びとやる。 真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました (角川スニーカー文庫)


以前から気になってはいたが、読めてなかった。人気が出たので読みました。

早く読めば良かったと思いました…


個人的にスローライフものは最初から最後まで波風立たずみたいなのは苦手で、多少は刺激がないと退屈に感じてしまいますが、この作品はそこのところのバランスが取れていて、飽きずに読み進められました。


ストーリーの流れだけでなく、主人公のレッドに好感が持てるのも大きい魅力です。

能力の底が見えて、仲間に突っつかれる。それが嫌だから勇者パーティーを抜けるのではなく、自ら自身のことを俯瞰して見ることが出来て、判断を下すというのは冷静です。

レッドの判断力は随所に光り、これ、勇者パーティーから抜けて良いの?と思うくらいです。案の定、勇者パーティーは…


辺境の地で伸び伸びと好きな事をやり、ヒロインと同居して働く。理想的です。

ヒロインのリットも可愛いくて強い。

彼女のことも応援したくなります。


レッドの妹の勇者は闇堕ちしてますが、どう立ち直るのか。勇者パーティー接触してきたらレッドとリットはどうするのか。

これからの展開が楽しみです!