羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

奪うということは 俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。

俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。 (富士見ファンタジア文庫)


略奪愛に見えるが本当は普通の恋愛で、勘違いを勘違いで上塗りしていき、錯綜していく展開から目が離せない!


(あらすじ)

「俺は人生の主人公じゃない」リア充高校生・成瀬和臣がライバル視するのは、ヤレヤレ系主人公沖津優太。和臣は彼の取り巻きの幼馴染、後輩アイドル、クラス委員長と個性豊かなヒロインたちを攻略することになり!?


無自覚鈍感系モブキャラ・沖津にヒロイン達が想いを寄せているというのはガワの話で、実際は…みたいなところは、これどうやって元の矢印に正していくの?と思いました。

ヒロイン達はわりと分かりやすく気持ちを示しているが主人公の成瀬が先入観と過去の傷を気にしているから、前に進めない。

しかも、成瀬が上手くやらないと、バットエンドにいきそうな拗らせかたをしているので心配になります。

ヒロインの外側というか真ヒロイン的な立ち位置の黒日奈が不気味。だけど、成瀬とは距離が近いのがみそか


主人公とヒロイン達が少しずつ気持ちを前に出していくので気持ち良く読めました。


先が読めないラブコメで、読む手が止まらなかったです。

次巻からが本番だと思うので続きを楽しみにしています。