羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

早朝始発の殺風景 文庫

早朝始発の殺風景 (集英社文庫)

 

青崎有吾先生の作品にハマって、初めて単行本で買った作品なのと内容が素晴らしいので思い入れのある作品です。

文庫書き足しがないですが、表紙が単行本の時と違い、惹かれました。

改めて読み返しても素晴らしい青春ミステリーでより好きになりました。

 

あぁ、素晴らしい… 思わず読んでいて口から漏れてしまうくらい洗練された青春とミステリーの配合になっていて、短編集ながら各話の登場人物に感情移入してしまう。

登場人物の関係性や会話に読んでいくうちに引き込まれていく魅力がありました。

 

また、短編という制限がありながらも伏線と回収がスムーズに、かつわかりにくいように行われるのは見事としか言えない。

あっと気づいた時には終わっているという。

流石です。

 

それぞれの短編のシチュエーションがその登場人物の人生において、重要な場面というのも良かったです。

 

最後に各短編の登場人物が現れて、その後が垣間見えるのは嬉しい限りでした。

表題作の2人には苦笑しかしませんでしたが笑

 

 

 

青春は、気まずさでできた密室だ。始発の電車で遭遇したのは普段あまり話さない女子。二人は互いに早起きの理由を探り始め……(表題作)。部活の引退日、男同士で観覧車に乗り込んだ先輩と後輩。後輩には何か目的があるようだが(「夢の国には観覧車がない」)。不器用な高校生たちの関係が小さな謎と会話を通じて少しずつ変わってゆく。ワンシチュエーション&リアルタイムで進行する五つの青春密室劇。

花は咲く、修羅の如く 1

花は咲く、修羅の如く 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)



響けユーフォニアムでデビューして、様々な青春作品を描いている武田彩乃先生が原作ならば読むしかない。

 

舞台は小さな島と学校。

主人公・花奈が朗読が好きだが、環境や考え方に縛られて好きな朗読に打ち込むことが難しかったが、学校の先輩である瑞希が強引に引っ張っりあげていくのは良い青春だなーと。

花奈の意思を尊重したアプローチだったのも好感が持てます。

 

放送部に入り、同級生や先輩、顧問、大会など考えることが沢山出来ていて、悩む花奈だが朗読が好きという一本の筋は消えることがなく、自分の気持ちと向き合えた。

むしろこれから伸び代しか感じない。

 

放送部で活動していき、花奈と瑞希はどうなっていくのか楽しみです。

 

放送部の事情や大会についてもきちんと説明されているので、今後は深く掘っていくんじゃないかなと。

 

また、放送部の面々も個性豊かで魅力を感じました。

思春期らしい部分も楽しめそうです。

 

 

 

 

人口六百人の小さな島に住む少女・花奈は、島の子どもたちに向けて朗読会を行うほど朗読が好きだった。花奈の“読み”に人を惹きつける力を感じた瑞希は、自身が部長を務める放送部への入部を誘う──。 朗読の技術を学ぶことはもちろん、普通の学校生活も花奈にとっては未体験なことだらけ。放送部のメンバーたちと様々な“はじめて”を経験し、少しずつだけど前に進んでいく。

純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期

純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期 (ファンタジア文庫)

 

冷酷な諜報員でも好きな小説がある。しかしその小説の最終巻は無慈悲なもので、それを認めない諜報員,ラプターは死に際にも強く願う。その願いが叶い、好きな小説の世界に入ることに。

設定からして気になって読んでみましたが、主人公のラプターの冷たい部分と小説、ロザリンドへの愛がほとばしる二面性を持っていて好きになりました。

また、不幸になるのが決まっていたロザリンドを幸せに導くために策略を練ったりしていく熱量と冷静さが良かったです。

 

諦めかけていたロザリンドがラプターによって自分の未来を掴もうと変わっていくのがグッときました。

 

悲劇からハッピーエンドに変えるまでの策略が見事でした。また、締め方も非常に良い気分になりました。

 

続きが読めるならば、読みたいです。

 

全知全能の暗躍で、少女の破滅を《改編》せよ。

あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター
彼が転生した異世界は、彼の心を唯一震わせ、そして絶望させた小説『薄幸のロザリンド』の世界そのものだった。
ゆえに彼には分かっていた。令嬢ロザリンド――物語の主人公であり、最も愛した少女が、世にも凄惨な末路を辿ることを。
「こんなバカげた結末――私が必ず変えてみせる」
どんな極秘情報さえ「作品の設定」として全て記憶しているラプター
世界の未来さえも識っている彼は、縦横無尽の暗躍を以て、少女の破滅を〈改編〉する――!
第34回ファンタジア大賞《金賞》の謀略ファンタジー開幕!

2021年 下半期 おすすめの新作キャラ・ライト文芸9作品 新刊キャラ・ライト文芸6選

 昨年、2021年下半期に読んだキャラ・ライト、文芸作品で新作、新刊に分けて読んだ本の中で特に勧めたい作品を紹介していきます。

 
新作では。

 

 

 

 表紙の4人が主人公で、それぞれが1話ずつ掘り下げられていく。

悩みは皆違って、思春期の脆さを突いていました。

悩みや苦しみを抱えて悶々と生きていた少年少女が、放送同好会で活動していくうちに抱えていた重荷から解き放たれていくストーリーは爽快でした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/07/17/210000

 

 

 いじめに関して、取り上げている作品は色々あるが、今作は現実的に向き合っていて好感が持てる。

綺麗事で解決した気にならずに、倫理観を持つことを考えるきっかけを作ったりと丁寧に問題に向き合っているのに救いを感じます。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/07/18/210000

 

 

 

 現代の世界観で魔法使いが存在するという舞台設定に惹かれて読みましたが、面白かったです。

現実の生活がある世界の裏で魔法という非現実的な世界もあるのだと思うとワクワクします。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/09/24/210000

 

 

 

 

 主人公・檀先生は他人の飛沫を摂取すると、相手の翌日の未来が見えるという不思議な能力を持っている。

そんな檀先生が女子生徒から渡される不思議な小説や、生徒の少しの違和感から大きな事件に巻き込まれていく。

普通の日常から徐々に逸脱していき、とんでもないことにまで発展していく展開に釘付けになりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/01/210000

 

 

 

 

 主人公・野宮が最初はミスして周りにフォローされてばかりだったが、誠実に目を見て話す彼の人柄が評価されるようになっていく成長には、心が晴れやかな気持ちになりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/07/210000

 

 

 

 内気な少女がある日、弓道と出会い、これまでとは違う経験をしていくうちに成長していく青春弓道小説。

主人公の楓が周りの友人や家族に遠慮して生きていたが、弓道を通じて武道を学んで変わっていく姿に胸が熱くなりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/21/210000

 

 

 

 世の中の正義を問う物語になっており、読んでいて現代の問題が浮かび上がり、かつ登場人物の清い考えに感銘を受ける。

正しさ、常識、そんなものは人それぞれで押し付け合わずに共存していかないといけないなと思いました。

いらない正義はなくしてしまえ、そんな状況にしてはならない。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/11/11/210000

 

 

 

タイトルの通り、ただの愛じゃない何か。その感情が何なのか分からずモヤっとしながらも自分の感情と向き合っていく女性達の心境の変化を描いている。

 

 

 タイトルにインパクトがありますが、タイトル負けしない熱量がありました。

売れっ子俳優の双子の弟・尚斗が突然自殺して、世間に衝撃が走る。

兄・貴斗は尚斗がなぜ死んだのか分からず、尚斗のゆかりのある場所を巡って、彼が残したもの、感じていたことを辿る旅に出ていく。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/24/211500

 

 

 

 

 

 

 

 靖貴と恵麻の恋が始まる前もすれ違っているのは流石笑

高校卒業後の遠距離になって、恵麻が心配になって靖貴の家までの冒険は愉快でしたし、張り詰めていた心がほぐれていくのは堪らない余韻がありました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/08/06/210000



 

 優我と風我。双子には誕生日にだけ起きることがある。

それは意識が入れ替わるということ。

恵まれない家庭環境で、その特別な能力があったから、2人で生き延びれた。

入れ替わりは地味で使い方が難しいと思っていたが、柔軟な発想で効果的に使っていて上手い!https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/10/08/210000

 

 

 日常に潜む、様々な感情を切り取った短編集になっていて。物語の出発から着地するまで、想像しながら読み進めていくと、どれも想像以上の展開をしているので1話1話の余韻が頭に残るようになっていました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/11/09/210000


 

 

 純が大阪に転校して、初っ端からカムアウト。どうなるかと思ったら、割と受け入れられる感じで安心しました。

大阪ならではなのかな?東京との差がありました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/19/210000


 

 

 タイトルの通り、苦しくたって、やるせなくても生きている限りは生きづけないと。

そんな気になるお話の短編集でした。

生きていて悩みは尽きないというのが嫌でも分かりました。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/11/210000


 

 

 どの登場人物も順風満帆な生き方ではないかも知れないが、それでもあなたらしくて良いんだと背中を押してくれるありがたい小説でした。https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/12/09/210000


 

 

 

 

 

 

 

弱キャラ友崎くん (Lv.10)

弱キャラ友崎くん Lv.10 (ガガガ文庫)

約1年振りの新刊。

そういえば、出てなかったと。

 

日南の固く閉じられた心を開けられるのか。友崎は悩む。

日南の友崎に指導していた背景や日々の過ごし方を友崎は知り、どうしたら、断絶された日南の心を知れるのか迷う。

 

友崎は自分が日南の事を理解している気になっていたが、前から関わっていたみみみ、優鈴達も日南の機微に気づいていて、友崎の慢心も見える。

そんな時に日南を楽しませるために旅行を企てて、それぞれのアプローチで日南をもてなすことになり、アプローチの方法に個性があり、それがまた良かった。

様々なサプライズで日南の冷めた部分を揺さぶっていき、日南が素を少し出せていて良かったです。

皆良い子で泣けてくる。

 

また、水沢が今巻は鍵を握っているとも言えて、友崎に気づきを与えたりしていて、掴めない人だった水沢が自分のやりたいことを見つけていくというのも青春で良かったです。

菊池さんは友崎と甘々の関係ですが、友崎とずっとは一緒にいられないのかなとも思ってしまいました。

 

友崎と日南が本音で話し合い、少し前進したと思ったら、不穏になるメッセージが届きそうで次巻が非常に気になります。

 

 

友崎くん、新章始動!

3月。日南の誕生日が近づいていた。

泉の発案で、USJでの思い出旅行とサプライズパーティが企画される。
チーム分けしてプレゼントを用意し、“一番日南を喜ばせたチームが勝ち”という主旨だ。

俺は菊池さんと水沢の3人で、日南の好きなレトロゲームを再現することを考えるが――。

あの日、突きつけた真実。終わりを迎えた共闘関係。たとえ、日南の操るキャラクターじゃなくなったとしても。
それでも、俺は……あいつを、日南葵をあきらめたくなかったから。

人生攻略ラブコメ、第10巻。待望の新章開幕!!!

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか16【電子特装版】 (GA文庫)

 

最初からベルに好意を持っていたシルの秘密が明らかになる。

大方予想通りの秘密ではあったが、シルの気持ちが切ない。

どれだけ、好いていても契約に縛られて、ベルは他の人を見ている。報われないのは分かっていても、好きを伝えようとするシルに胸が締め付けられます。

 

描写や作品の空気感がガラッと変わりそうだが、ベルはどう動いていくのか。

動くにしても、今までの問題とは違い、敵?が凶悪過ぎるのではないか。

また、豊穣の女神とフレイヤファミリアの関係も明らかになっておらず、どうなっているのか。

先が見えない、状況だが、ベルに絶望が迫ってきていて、救いはあるのか。

 

街娘からの一通の手紙が波乱を呼ぶ!挽歌祭とともに『二大祭』に数えられる『女神祭』で、ベルはなし崩し的にシルとの逢瀬に臨むことに。だが、何も起こらない筈もなく!豊穣の女主人、剣姫、更には“フレイヤ・ファミリア”を巻き込んだ大騒動に発展してしまう!「全ては女神のために。―死ね、娘」そして訪れる凶兆。一人の少女を巡り、都市にかつてない暗雲が立ち込める。これは、少年が歩み、女神が記す、―“眷族の物語”

ある魔女が死ぬまで -終わりの言葉と始まりの涙-

ある魔女が死ぬまで -終わりの言葉と始まりの涙- (電撃の新文芸)

 

まず、見習い魔女のメグが師匠のファウストから余命宣告を受ける。

呪いによるもので、その呪いを解くためには人の嬉し涙を集めなければならない。

この設定だけで先が気になって仕方がない。

 

嬉し涙は簡単に流れるものではないし、ノルマも遥か遠い。そんな状況でメグが自分の現状に負けずに、困っている周りの人達の為に動くのは素敵でした。

 

周りの落ち込んでいる人達に寄り添って、その人にとって大事な事を守ろうと懸命に支えようとする姿勢が良かったです。

1話1話のエピソードも訴えかけてくるものがあり、魅力的でした。

何度も目が潤みました。

どんな結末になろうともその人にとって最善の結末を迎えているのは素晴らしいです。

 

口が悪いメグですが、師匠、友人、知人はメグの良さに気づいていて、その他の人にもメグの優しさが伝わっていき、メグにまわりまわって効いてくる。

 

メグにかけられた呪いに関しては予想通りだが、最大の試練になりそうだ。

 

 

定められた別れの宣告から始まる、魔女の師弟のひととせの物語。

★電撃の新文芸2周年記念コンテスト〈熱い師弟関係〉部門 大賞★

「お前、あと一年で死ぬよ、呪いのせいでね」
「は?」

十七歳の誕生日。見習い魔女のメグは、師である永年の魔女ファウストから余命宣告を受ける。呪いを解く方法は、人の嬉し涙を千粒集めて『命の種』を生み出すことだけ。メグは涙を集めるため、閉じていた自分の世界を広げ、たくさんの人と関わっていく。出会い、別れ、友情、愛情――そして、涙。たくさんの想いを受け取り約束を誓ったその先で、メグは魔女として大切なことを学び、そして師が自分に授けようとするものに気づいていく。

「私、全然お師匠様に恩返しできてない。だから、まだ――」

明るく愉快で少し切ない、魔女の師弟が送るひととせの物語。