羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

2番セカンド (02)

2番セカンド (02) (熱帯COMICS)

ほんっっっとに最後の野球漫画だなぁ。

野球だけでなく、様々な環境、苦しみを感じている人を描いていて、そんな人達が前を向いていく姿はグッとくる。

周りの人達の理解しようとする、誠実な姿勢にも大切なことを教えられる。

精神医学など、細かなところで悩む人達に寄り添っていくスタンスは大好きです。

 

あずきが野球チームに入り、ポジション争いを避けようとしてしまう気持ちは分かるが、そこから逃げたら駄目な場面では、踏み止まることが出来て良かった。ただ、まだ続いていく悩みではある。

 

あずきが両親に自分の気持ちを伝えて、両親も応えようとするあたりは目頭が熱くなりました。

年を取ったら沁みてしまう。

 

あずきがゆっくりだけど、たしかに歩みを進めていく様子から目が離せない。

登場人物も増えてきて、どう展開していくのか気になります。

次巻以降も楽しみ。

 

多くの人に読まれて欲しい作品です!

 

「この野球マンガがすごい2022」第3位!!


不登校ながらも学童野球チームに参加し、
外の世界へと一歩ずつ踏み出していく
吃音の少年・小倉あずき。
しかし「セカンド」のポジションには
すでに他の生徒がいて、「競争して奪う」
ことに抵抗を感じたあずきは、
自分の気持ちに嘘をついてーー…??

小さな勇気とみんなの理解ーー、
その積み重ねの物語、第2巻!

99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~: ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~

99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!? ~真の力に目覚めて始まる100回目の人生~ (DREノベルス)

 

裕時悠示先生の新作!俺修羅、29とJKなどが完結していき、ペースが落ちることなく作品が出されていて凄いなと。あと、嬉しい。

今作は、令嬢モノで死に戻り設定、心が読めるといった能力を上手く扱っていて、ユーモアがありつつも締めるところは締めている。読みやすくもあり、主人公の理不尽な状況からの脱出に爽快感がある。

読んでいて、ストレスが少なく、スカッとする場面が多かったので楽しく読むことが出来ますね。

 

主人公のアルフィーナが無鉄砲な部分はありつつも自分を貫く生き方をしていたからこそ、周りの男達を惹きつけるのも納得。最初にあっけらかんとした開き直りを見せて、徐々に過去のアルフィーナの優しさや自由さが明らかになり、読み終える頃には好きな令嬢主人公だと思いました。

 

物語の根本的な問題で、悪役である、聖女を上手く扱っていて、最後に盛り上がって円満に終われていた。有耶無耶にせずにコミカルにサラッとやっていて良かったです。

 

登場人物や主人公が気に入ったので、続きが出るならば読みたいです。

 

殿下たちの本音(ねつあい)、ダダ漏れなんですけど!?
99回聖女に陥れられたループ令嬢、100回目の人生で大逆転!

聖女暗殺の濡れ衣を着せられ、冷酷皇子に婚約破棄されて処刑される人生を99回ループしてきた公爵令嬢アルフィーナ。しかし100回目の今世は真の力に目覚めてしまい、周囲の人間の〝心の声〟が聞こえるようになってしまってさぁ大変。
冷酷皇子や隣国王子に「実は超愛してた!」とか聞かされたり、聖女の醜い正体を知っちゃったり、ああっもう!「超絶愛されモード」なんて知りません、聖女に一発やり返したら国外逃亡しますので、皆さんついてこないでくださいね!!

夏の祈りは

夏の祈りは (新潮文庫)

 

須賀しのぶ先生の野球小説は素晴らしい。

甲子園出場が悲願とされている公立高校を10年置きにスポットを当てていき、様々な角度から悲願に立ち向かっていて、全てが繋がる最後には胸が熱くなります。主将、バッテリー、マネージャー、監督、外れと揶揄される世代、それぞれが苦しみながら光を掴みにいくのは魅力的でした。

 

優勝が悲願とされていて、OB会などから期待とプレッシャーを感じるのは辛い。負けてから分かる、後の生徒に任せたくなる切実な気持ちは胸がギュッと締め付けられます。強くもあり、弱い時もある公立野球部の悩みが辛い。

年代で良い選手がいる、いないはある。

有望選手がいない、隙間世代の辛さが描かれていて、腐ってしまいたいところだが、下を向かずやれることをやっていった結果に目頭が熱くなりました。

 

文武両道の県立北園高校にとって、甲子園への道は遠かった。格下の相手に負けた主将香山が立ち尽くした昭和最後の夏。その十年後は、エース葛巻と豪腕宝迫を擁して戦 った。女子マネの仕事ぶりが光った年もあった。そして今年、期待されていないハズレ世代がグラウンドに立つ。果たして長年の悲願は叶うのか。先輩から後輩へ託されてきた夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説の傑作。

AX アックス

AX アックス (角川文庫)

 

殺し屋シリーズ第3巻。1.2.3巻と続けて読み返したが、今巻が個人的に好き過ぎる。主な語り手である兜が妻に怯える父の顔と裏の仕事を淡々とこなす顔、2つの面を持っていたが、父としての顔が濃くて好きだった。

というかもう辞めたいと思っている状況だったからか、裏の顔が違和感がある。

一体なぜ、殺し屋になったのかが気になる。

始まりはどうだったのだろうか。

全体的に妻に怯える父の姿があって、愛嬌があって憎めない。

パパ友が出来たりしていたところだったりとホッコリする様子があっただけに、終盤のあの展開には衝撃を受けた。

 

兜が医師に最後に一矢報いたのは爽快でした。

 

決して清廉潔白とは言いがたい生き方だが、兜の最期の姿は美しさを感じました。そして、父の意思を子が応えるという流れは心が暖かくなりました。

 

 

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐために仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。物語の新たな可能性を切り拓いた、エンタテインメント小説の最高峰!

マリアビートル

マリアビートル (角川文庫)

 

再読。映画観てから読み返したら、原作はこんな感じだったかと確認しつつも、楽しめました。個人的には映画の方が良かったな、ここは原作のままが良かったな、と思いましたが映画にまとめるならあれがベストだったのかなと。ただ、言いたいのは映画の果物コンビの扱いの方が好みではあった。

 

グラスホッパーの鈴木が登場しているが、良い変化しているなと思いました。命の危機を乗り越えたことで達観しているのがまた、今回の悪と対峙する時に活きていたかな。まぁ、ちょい役ですけど。

 

新幹線内で起こる殺し合いと騙し合いにハラハラしつつ、悪はコマ切れになったようで何よりです。伊坂幸太郎先生作品の醍醐味ではありますが、悪の始末方法。

あれだけ生意気なクソガキだったから詳しく読みたい気もしましたが、大体お察しだったのはちょっと残念。ただ、小説に書けない程だったんだろう。

 

なぜ人を殺してはいけないのかという問いかけは、そもそも、そんな質問する方が悪い。そんな奴は今作を読んで学ぶと良い。

 

幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。
小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!

サスペンス作家が人をうまく殺すには

サスペンス作家が人をうまく殺すには (創元推理文庫)

 

あらすじから面白そうな気配がプンプンしてましたが、想像以上に楽しめました。

海外小説を読み慣れてなくとも、入りやすい作品かなと。

 

主人公・フィンレイが物騒な殺人事件に巻き込まれていくのが非常に軽快で、思わず笑ってしまいます。殺人なんてやるつもりないのに勘違いされて、依頼されて、気づけば依頼を達成しているという勢いがある展開は理不尽だが、フィンレイの大胆さと度胸が打ち消していたかな。しかも、ちゃっかり男と金を手に入れようとする強かさがあるので、笑ってしまう。

自分の意思とは反対に、あれよあれよと事件の裏側まで自ら首を突っ込んでいく様子は惹きつけられました。

冒頭のフィンレイの家事の忙しさはユニークに描いているが、かなりキツそう。家も作家としての仕事が上手くいかずにいる時に降りかかってきた最難だが、平穏な日々に戻るために奮闘していく様子は魅力的でした。

先が読めないサスペンスミステリとして、ハラハラドキドキしながらも、徐々に繋がっていく様子は読み応えがありました。

 

最終的に上手く着地したと思ったら、再び災難が降りかかってきそうで、続きの翻訳を楽しみに待ちたいと思います。

 

売れない作家が、小説の打ち合わせの会話から
殺し屋と勘違いされ、殺人を依頼されてしまう!
苦労して依頼を断ろうとするが、本物の死体と遭遇し・・・・・・!?
本国で10万部突破
圧倒的一気読み巻き込まれミステリ!

売れない作家、フィンレイの朝は爆発状態だ。大騒ぎする子どもたち、請求書の山、撒き散らされたコーヒーの粉。もう、だれでもいいから人を殺したい気分――とはいえ、本当に殺人の依頼が舞い込むとは! レストランで小説の執筆の打ち合わせをしていたフィンレイは、隣席の女性に話の内容を誤解され、殺し屋と勘違いされてしまう。殺しの依頼を断ろうとするも、なんと本物の死体に遭遇して……。本国で話題沸騰、息つく間もないサスペンス!

グラスホッパー

グラスホッパー (角川文庫)

 

殺し屋シリーズ一作目。再読。初めて読んだ時はピンと来なかったが、改めて読んでみたら良かったです。

淡々と話が進んでいき、思いもよらぬことが起きたり、そことそこが繋がるのかというパズル的な面白さがありました。

妻の復讐を奪われた鈴木と様々な殺し屋が交差していく様子は良い意味でズレていき、予想外の方向へ向かっていくのが楽しかったです。

 

押し屋、自殺専門、ナイフ使い、随分ユニークで物騒な面々が登場するが、それぞれの立場があり、狙いがある。それが上手く交差していくようになっているのは良い展開です。

一般人に近い鈴木が巻き込まれていくうちにたどり着いた結末にはホッとしました。

 

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。