羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2021年 3月 購入予定&気になる作品

3月は注目の作品が多くて、より見極めが重要になってきそうです。

新作では浅倉秋成先生の「六人の嘘つきな大学生」は楽しみなミステリーです。ミステリーでは講談社タイガでも気になる作品がありますね。

「死にたがりな少女の自殺を邪魔して、遊びにつれていく話。」は表紙の雰囲気や出版社の推し具合で読んでも損はしないかなと。

青春、恋愛ものでは、「赤くない糸で結ばれている」「僕といた夏を、君が忘れないように。」「どうか、彼女が死にますように」が気になって仕方ないです。

 

新刊ではラブコメの注目シリーズの続巻は多くて、「シンデレラは探さない。 2」「僕の軍師は、スカートが短すぎる2 ~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下」「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その2」は2巻ということで続いていくか大事になってきますね。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16」はシリーズが大詰めで楽しみです。

 

 

・注目の新作

六人の嘘つきな大学生

死にたがりな少女の自殺を邪魔して、遊びにつれていく話。

忘却の楽園 Ⅰ アルセノン覚醒 

インフルエンス・インシデント

赤くない糸で結ばれている

僕といた夏を、君が忘れないように。

どうか、彼女が死にますように

 

 

六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本)

六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本)

 

 

 

 

 

忘却の楽園I アルセノン覚醒 (電撃文庫)

忘却の楽園I アルセノン覚醒 (電撃文庫)

  • 作者:土屋 瀧
  • 発売日: 2021/03/10
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

 

・注目の新刊

シンデレラは探さない。 2

卒業したら教室で

僕の軍師は、スカートが短すぎる2 ~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その2 

 

 

 

シンデレラは探さない。2 (講談社ラノベ文庫)
 

 

卒業したら教室で (創元推理文庫)

卒業したら教室で (創元推理文庫)

  • 作者:似鳥 鶏
  • 発売日: 2021/03/11
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16 (GA文庫)

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16 (GA文庫)

  • 作者:裕時悠示
  • 発売日: 2021/03/12
  • メディア: 文庫
 

 

 

 

 

 

3月1日

講談社ラノベ文庫

シンデレラは探さない。 2

スニーカー文庫

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーニャさん

転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件 

3月2日

講談社ラノベ文庫

シンデレラは探さない。 2

KADOKAWA単行本

六人の嘘つきな大学生

3月4日

宝島社文庫

死にたがりな少女の自殺を邪魔して、遊びにつれていく話。

ジャンプコミックス

呪術廻戦15

忘却バッテリー9

3月10日

電撃文庫

ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒

ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います

忘却の楽園 Ⅰ アルセノン覚醒 

インフルエンス・インシデント

フラワーCアルファ

ミステリと言う勿れ8

3月11日

創元推理文庫

卒業したら教師で

3月12日

GA文庫

蒼と壊羽の楽園少女

僕の軍師は、スカートが短すぎる2 ~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件4

友達の妹が俺にだけウザい7

天才王子の赤字国家再生術9 ~そうだ、売国しよう~

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16

講談社タイガ

ネメシスⅠ

ネメシスⅡ

日常の謎 

幻想列車

3月15日

星海社FICTIONS

青い砂漠のエチカ

夢の国から目覚めても

3月18日

ガガガ文庫

鋼鉄城アイアンキャッスル 

元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。

3月19日

ファンタジア文庫

武装メイドに魔法は要らない

フラれてから始まるラブコメ

スパイ教室 短編集 01 

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その2 

ハイスクールD×D DX.6

創元推理文庫

グラスバードは還らない

花とゆめコミックス

墜落JKと廃人教師10

3月23日

アフタヌーンKC

ワンダンス5

3月24日

・角川文庫

赤くない糸で結ばれている

3月25日

・MF文庫

チヨダク王国ジャッジメント 姉と俺とで異世界最高裁判所

PAY DAY 1 日陰者たちの革命 

同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています 2

メディアワークス文庫

僕といた夏を、君が忘れないように。

どうか、彼女が死にますように

ドワンゴ

神神化身 壱 春惜月の回想

3月26日

・新潮社単行本

正欲 

・角川コミックス・エース

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。5

・単行本コミックス

服を着るならこんなふうに11

まんがタイムKRコミックス

NEWGAME12

3月30日

モンスター文庫

氷の令嬢の溶かし方2

 

 

キミに捧げる英雄録1 立ち向かう者、逃げる者

キミに捧げる英雄録1 立ち向かう者、逃げる者 (MF文庫J)

 

熱いファンタジー作品でした。

主人公のアイルはとにかく臆病で平凡にもなれず主役になりたいとは願う日々だったが、憧れのベルに弟子入りすることで状況は一変する。

姉弟子のシティにも支えられて力をつけていく。

ふとした時に魔導書と適性が合い、さらにチート的な能力を得る。

 

とにかく強くなろうとシティとアイルは上を目指していくが、アイルには致命的なトラウマが浮き彫りになり、そして憧れていたベルの思惑を知ってしまう… 

最初からおかしくはあったが、まさかそんなことを考えていたとは。

絶望にやられそうになるが、そこから見直させようと必死に死闘に身を任せるのは熱かったです。

主役を目指したいアイルが誰にも期待されない端役で満足せずに主役を目指すのは王道で良いです。さらに汚辱にまみれていてもう駄目だと諦めたくなるところからの勇姿は胸が熱くなりました。

トラウマや縋っていた人から卒業して、殻を破って見せる終盤の展開は堪らない快感があります。

 

優しいシティのこれからも気になりますし、ベルもどう動いてくるか。

新キャラも顔を見せてきて、これからの展開が楽しみな作品ですね。

 

 


熱さとエモさ爆発の新時代ファンタジー!

精霊が紡ぐ「英雄録」──それは、この世界の誰もが憧れる至高の英雄譚がいくつも記されている書物。何の取り柄もない僕アイル・クローバーは、英雄録に「主役(えいゆう)の一人」として名を刻んだ同郷の英雄ベルお姉さんに「私の弟子になってみない?」と持ちかけられることに。「他の誰も期待してなくても、私だけはアイルちゃんに期待している」。その言葉を糧に、姉弟子シティさんとの絶望的な実力差や魔導書イゼゼエルとの悪夢の関係に直面してもあがき続ける。主役と端役、期待と絶望、臆病と無謀──言い忘れてたけど、これは僕が「最高の主役(えいゆう)」になる物語だ。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編4 (MF文庫J)

 

1年生から3年生まで入り乱れての無人島試験下巻。

上巻で膨らみまくった伏線もあっけなくということはなくすんなり収束したかな。

もう少し盛り上がりは欲しかったが清隆が単独行動を徹底していたので仕方ないかな。

とはいえ、随所に胸が熱くなる場面があったので良かったです。

龍園の変化は清隆としても望むべきものだがやっぱり悪だった存在が改心するのは良いもんだ。

堀北と伊吹のライバル関係もより強固になりましたし2人の心が近づくところはグッときました。初期の堀北とは大分変化してきていて、めっちゃ応援したくなる存在になってきました。

坂柳も裏で動いていて、良いバランサーになっていました。

 

1.3年年生が目立っていましたが重要なところは2年生がさらっていったので、この代は清隆を筆頭に強者揃いなんだろうな。高円寺は我が道をいって凄かったですがこれからはもう力を見せずサボるのかな笑

一ノ瀬は思っていた以上に清隆に入れ込んでいて危ういが、思わず気持ちも漏れて不憫だ…

清隆の反応もおや?となるもので一ノ瀬はどこへ向かうんだ…

南雲は遂に清隆に迫るが相手にもされずにあしらわれてスカッとするが、今後は立場を悪用して迫ってきそうで煩わしそうだ。ここの清隆かっこよかったなぁ〜。

 

 

ホワイトルームや月城周りは落ち着いたかのように思いますが、まだ残っている不安要素がどうなっていくのか楽しみです。

 

 

2週間のサバイバル試験も後半戦。1年生、2年生、3年生、月城理事長代理、様々な人の意志が常夏の無人島で交錯する。
「私は退学を恐れません。綾小路先輩を守るためであれば、何でもするつもりです」
「だから、あたしの許可なく勝手に潰されてないで下さいね」
「もしもの時はそうだな……力づくで乗り切ることにしよう」
「高円寺を封じ込める指揮は俺が取る」
「やれやれ、騒がしいねぇ。それじゃあ、少しだけペースを上げさせてもらおうかな」
「わ、私、どうしても綾小路くんに伝えなきゃいけないことがあって!」
全学年、全生徒、総力戦の無人島サバイバル試験、ついに決着!

麦本三歩の好きなもの 第二集

麦本三歩の好きなもの 第二集

 

第二集。

今回はわりと心境の変化が忙しない印象でした。真面目な後輩に対してどう接しようか悩んたり、近所付き合いについて深く考えてみたり、はたまた合コンで知り合った相手とデートに行ったりと1巻に比べると濃い話が多かったです。

そしておかしな先輩がちょくちょく三歩に絡んできて、これがまたにやっとします。笑

1巻の終わりで話し合ってから、おかしな先輩が遠慮がなくなってきているのはなんか良いなぁと。

合コンで友人の素敵なところを否定されて、素直に顔に怒りを出せたりする三歩は人として素敵ですね。

また、以前図書館の読み聞かせで出会った少女と再会してわちゃわちゃしてほっこりしました。

 

日常の一幕を切りとっても愉快な三歩の世界が広がっていくのを読むと穏やかな気持ちになります。また、職場内、職場外で様々な経験をして考えが揺らいでいくが芯はぶれない三歩から目が離せません。

軽い雰囲気で進んでいきますが一つ一つの物事に深く考えていく三歩の姿勢は見習わないといけないなと。

 

怖い先輩が結婚することになり、仕事も…

揺れる三歩がわかってしまいました。身近な人が遠くにいってしまい、もう関わってくれないのは寂しい。でも表に出せない。

どうなるかと思いましたが、笑える終わりでしたが、一皮剥けたような気もしました。

 

三歩の日常の続きが楽しみです。

 

後輩、お隣さん、合コン相手ーー
三歩に訪れる色んな出会い
図書館勤務の20代女子・麦本三歩の
あいかわらずだけどちょっと新しい日々

住野よるが贈る、心温まる日常小説シリーズ
待望の最新刊!

BEASTARS VOL.5

BEASTARS 5 (少年チャンピオン・コミックス)

 

囚われたハルを救出するために動くレゴシかっこよ過ぎた。

対してルイ先輩は色々なしがらみに縛られて動き出せない。

2人が対峙するところは見応えがありました。

大きな分岐点を迎える話でした。

 

レゴシ1人で乗り込むかと思いきや表紙の頼れるパンダが現れるのは痺れるな。

パンダがレゴシに教え込むことでハルを助けにいけて、良いパンダだ。

レゴシの成長度合いが凄い。

 

ハルは命の危機になり走馬灯のように過去や感傷が流れてきてハルがどのように苦しんでいたのかが分かった。

その上でレゴシの存在は特殊なものでハル自身も受け止めきれていないが、レゴシに助けに来てもらえて、心境が変わっていくんだろう。

レゴシが肉食獣でありながら草食獣のハルに恋をする上では欠かせないストーリーだった。

 

ルイ先輩はやはりルイ先輩で、今後の立ち回りが心配だがなんとかなりそうな気もします。

 

そしてレゴシがハルに最初の出会いについて打ち明ける。

楽しみだ。

 

 

隕石祭が迫る中、ジュノとルイが対峙。次なるビースターの座を目指して、肉食獣と草食獣の静かなる戦いが始まった。一方、ハルのことを好きだと気づいてしまったレゴシは、意を決して告白しようとするが…そのハルが何者かに攫われてしまった!!

 

 

雨と短銃

雨と短銃 (ミステリ・フロンティア)

 

刀と傘の前日譚でしたが、またも胸が詰まるような畳み掛けが待っていて、侮れない作品でした。

前日譚って知って物語の導入に関する内容で油断してましたが、がっつり読み応えのある内容でした。

 

坂本龍馬、西郷吉之助が薩長同盟成立の裏で起こった事件。

なぜ、犯人は切ったのか。

なぜ、その被害者だったのか。

なぜ、そんな事件が起こったのか。

スリードを誘うものだったり、情報が不足している状況から徐々に真相に近づいていく緊迫感があり、気になって仕方ない展開になっていました。

語り手で探偵役の鹿野の謎に対する嗅覚、調査が優れていて、だからこそ混乱する真相に意をつかれるような気持ちでした。

全てを知った後はただただ切なくなりました。

平和な解決は難しかったんだろうが、どうしても生きていて欲しかったと思わされるような登場人物の感情や背景が描かれていました。

 

有名な話の裏では…という形でどこにも残らないような形で幕を閉じるところがまた感情を揺さぶられます。

 

それにしても、この終わりから刀と傘にいくのは中々手厳しい展開ですね…

 

時は慶応元年。薩長同盟成立に向けて奔走する坂本龍馬は、京でようやく西郷吉之介を説き伏せた。しかしこの重要な時期に、ともに上洛した長州藩士・小此木鶴羽が斬り伏せられ、下手人は逃げ場のない場所から煙のように消え失せるという奇怪な事件が発生する。尾張藩公用人の鹿野師光は、事件の目撃者だという龍馬に呼び出され、下手人の捜索を依頼される。師光が追うべきは、藩を超えて小此木と友誼を結んでいたはずの薩摩藩士だった――デビュー作にして第19回本格ミステリ大賞を受賞した『刀と傘』前日譚にして、著者初となる長編ミステリ。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 (GA文庫)

 

レベルアップして、神からあだ名を名付けられたり仲間を増やすことを考えていて、箸休め的な回でした。

 

神々の戯言は流すとして、ベルに関してフレイヤが熱を上げているのがロキに伝わって、ヘスティアに教えとくというのはロキの優しさだな。

あだ名は無難に落ち着いたが最速でレベルアップしたことで周りからの見る目が変わるので災難が訪れそうですね。

 

以前から武器屋で気になっていた職人・ヴェルフと出会い、そしてパーティーを組むことになり、ベル、リリ、ヴェルフの3人の冒険にワクワクしてきますね。なんだかんだで仲は良いので安心感があります。

ヴェルフの過去や気持ちが明らかになり、ヴェルフがどう変わっていくのかも注目ですね。

 

短編2本はどちらもほっこりするししんみりもするエピソードで読んで損はないといった感じでした。

 

先のミノタウロス戦での勝利により、Lv.2到達、世界最速兎となったベル。一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった少年の元には、仲間への勧誘が絶えない。廻り巡る環境。そんな折―「俺と契約しないか、ベル・クラネル?」偶然にも自身の装備“兎鎧”を創った鍛冶師のヴェルフと出会い、仲間を組むことに。しかも、彼は圧倒的な力を誇る“魔剣”唯一の創り手らしいのだが…?犬人ナァーザ、そして女神ヘスティア、ベルが交わした2つのアナザーエピソードも収録!これは、少年が歩み、女神が記す、“眷族の物語”―