羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.2 コミカライズはポンコツ日和

ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.2 コミカライズはポンコツ日和 (電撃文庫)

 

ホヅミ先生と茉莉の関係が落ち着いていて、安定感がありますね。

2人で作った作品が好調で本屋でも大々的に売られているのは、読書好きとしても嬉しい限りだ。

上手くいっているから、今巻は穏やかな流れだったのは良いようだけど、物足りなさが残りました。

ただ、コミカライズ化が決まり上手くいくかと思いきや、揉め事が起きて盛り上がる展開があったのは良かったです。

原作者が望むコミカライズは簡単にはいかないよな。

それでも、ホヅミは葛藤したり諦めそうになりながらも、関わった人が幸せになれるような方法を辿ったのは素晴らしい。

そして、ホヅミを支えた茉莉の献身さは今作の大きな魅力ですね。

 

新キャラのイラストレーターは若いなぁと思っていましたが、壁にぶつかっても前に進んでいく気概があって今後が楽しみです。

ポンコツさんのホヅミ先生作品への愛が突き抜けていてホヅミ先生が羨ましいです。

 

次巻から、どう展開していくのか楽しみです。

 

 

ホヅミ先生は、まだ誰も知らないハッピーエンドを読ませてくれる。

茉莉の“おてつだい”の甲斐もあり、念願の“はじめて”を卒業できたホヅミ。
喜びに浸るのも束の間、直接会って伝えたいことがある、と担当編集の双夜から呼び出しがかかる。逆らうこともできず渋々茉莉と訪れた編集部で彼を待っていたのは、思いがけない言葉で……!?
「おめでとうございます。“放課後、制服姿の君と。”コミカライズ決定です!!」
重版に続きとんとん拍子に話が決まったホヅミは、浮かれつつ誕生日や七夕を茉莉と過ごしていた。全てが順調に進んでいるかに思えた裏で、新たな波乱の幕が開けようとしていることも知らず――。
拗らせ作家×世話焼きJKの青春リライトラブコメ、シリーズ第2弾!

呪術廻戦16

呪術廻戦 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

真人までもが駒で、裏で糸を引いていた夏油が表に出てきて大暴れ。

彼の思惑は破滅を意味していて、放っておいたらやばいというのが分かるが、五条先生が封印されているので誰が彼を止めることが出来るのか心配です。

五条先生が復活する時をどこに持ってくるのかは気になります。

 

夏油の動きで渋谷、東京が混乱に落ち入り、五条の不在で枷が外れたように動き出す陰謀、一体これからどうなる。

 

悠二が心配でならない、早く恵と野薔薇が助けに来てくれ… ただ、その2人もどうなるか分からないというのが危機的状況過ぎる。

 

遂に本編に現れた乙骨の真意が気になる。

狗巻先輩は大丈夫なのか。

 

渋谷事変が終わったが、さらに大きな波乱がありそうで戦々恐々としています。

 

真人を手中に収め、自らの計画の一端を語り出す夏油。渋谷事変の最終局面に呪術師達が集うなかで、脹相は夏油の亡骸に寄生する“黒幕”の正体に気付くが!? 事変の終焉が招く破滅と混沌、世界は急変する──…!!

虚ろなるレガリア Corpse Reviver

虚ろなるレガリア Corpse Reviver (電撃文庫)

最近、ファンタジー作品は絞って読んでいてこれは!となる作品とはあまり出会えてなかったが、今作は非常に面白かったです!

三雲岳斗先生の作品は一種のブランドというか、型にはめつつその中で登場人物達を暴れさせるのが上手いイメージですが、今作も素晴らしい熱量を感じる作品になっていました。

 

廃れた日本を舞台にしたファンタジーで、主人公・八尋とヒロイン・彩葉が出会い、運命を共にしていく。

そこにいたるまでに、日本が廃退した原因と向き合わないといけなくて、そこには八尋の家族が絡んでいるので、より厳し目な現実と直面する。彩葉にも守りたいものがある。

2人が出会って仲を深めていくのが早く感じるかもしれないが話の濃度が高いので違和感なく、応援したくなりました。

2人以外の人達も癖があって、思惑もあるので油断ならないですが、団結していけると良いなと思います。

 

また、作品の根幹である滅びた原因や登場人物の動く理由などの作品全体の設定が練られてたり、戦闘シーンに惹きつけられるものがあるので満足度が高い1冊になっています。

普段からファンタジー読む人はもちろん、読まない人でも夢中になれる物語かなと。

 

読み終えて、振り返っても導入としてこれ以上ない出だしだったので流石はベテラン作家だ。

胸が熱くなったり、切なくなったり、壁にぶつかりながらも切り抜けていく八尋、彩葉の活躍を最後まで見届けたいです。

 

終わり方も素敵なんだよ…

 

2巻の発売が決まっているので非常に楽しみで!

 

少女は龍。少年は龍殺し。 日本人の死に絶えた世界で、二人は出会う!

その日、東京上空に現れた巨大な龍が、日本という国家の崩壊の始まりだった。
魍獣と呼ばれる怪物たちの出現と、世界各地で巻き起こった“大殺戮”によって日本人は死に絶え、日本全土は各国の軍隊と犯罪組織に占領された無法地帯と化してしまう。
ヤヒロは数少ない日本人の生き残り。龍の血を浴びたことで不死の肉体を手に入れた彼は、無人の廃墟となった東京から美術品を運び出す“回収屋”として孤独な日々を過ごしている。
そんなヤヒロを訪ねてきたのは美術商を名乗る双子の少女ジュリとロゼ。二人がヤヒロに依頼したのは、魍獣を従える能力を持つという謎の存在“クシナダ”の回収だった。
廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ、新たなる龍と龍殺しの物語、堂々開幕!

M.G.H. 楽園の鏡像 新装版文庫

M.G.H. 楽園の鏡像 (徳間文庫)

 

三雲岳斗先生のSFミステリ作品ということで読まずにいられませんでした。

地球から離れた宇宙ステーションで起こる不可解な殺人事件。

場面が場面だけに緊迫感がありつつもしっかり主人公とヒロインの関係や背景を描いているところが好きだなぁ。

 

SFミステリーとしては動機や殺し方が謎に包まれていて、先が気になる展開になっていて、全てが明らかになった時は、伏線や気になる点を繋いでいく気持ち良さがありました。

宇宙ステーションが舞台で専門用語が多々出てきていましたが、それでも楽しめました。

 

主人公とヒロイン以外の人達にもドラマがあり、犯行の動機などや事件が起きたきっかけなどに深みが感じられました。

 

魅力的な登場人物に堅実な物語運びで素敵でした。

 

姉妹作品である海底密室も気になります。

 

日本初の多目的宇宙ステーション『白凰』で発生した、不可解な出来事。
無重力の空間をゆっくり漂う死体は、まるで数十メートルの高度から“墜落"したかのようだった。
果たして、事故なのか、事件なのか?
従姉妹の森鷹舞以の“計略"により、偽装結婚をして『白凰』見学に訪れていた若き研究者・鷲見崎凌は、謎の真相を探るため、行動を開始することになる……。
斬新な設定とスマートな論理的解決で、各界に衝撃を与えた本格SFミステリー。
第1回日本SF新人賞受賞作を加筆修正し、新装版で刊行。

グラスバードは還らない 文庫

グラスバードは還らない 〈マリア&漣〉シリーズ (創元推理文庫)

 

単行本既読です。

一度読んだ時は事件の場面やトリックが詰められなかったが今回2読目したら細かく把握することが出来て、より話に入れました。

最初のプロローグが持つ意味を考えて、話を読み進めていくと思いますが、全てが解明されてまたプロローグに還ると、かなり胸が苦しくなります。

このどうしようもなく、切なくなるのは市川先生の作品共通ですかね。

 

事件は幾つもの感情と思惑が絡んでいて、それが徐々に解けていき、全貌が見えた時のカチッとハマる瞬間は爽快です。

グラスバードの意味を知った時、見ていたこと、考えていたことがひっくり返るのは見事としか言えないです。

犯人の動機や事件の真相、なぜ、こんなことが起きたのかを知るのは辛かった。

だが、終わり方がいっそ鮮やかで、表紙を眺めたくなります。

 

マリアと漣の離れ離れになった際の漣の動揺は意外で、普段はズケズケしているけど、本当はマリアを大切にしていると分かるのは良いですね。

 

 

一つぼやくならばミステリーとして、あのトリックを入れてしまったら、なんでもありだなと思ってしまいます… 分からないって…

 

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。彼には所有タワー最上階の邸宅で、秘蔵の硝子鳥(グラスバード)や希少動物を飼っているという噂があった。タワーを訪れた二人だったが、タワー内の爆破テロに巻き込まれてしまう! 同じ頃、ヒューの所有するガラス製造会社の社員や関係者四人は、知らぬ間に拘束され、窓のない迷宮に閉じ込められたことに気づく。「答えはお前たちが知っているはずだ」というヒューの伝言に怯える中、突然壁が透明になり、血溜まりに横たわる社員の姿が!? 好評シリーズ第三弾!

2021年 5月に読んだ本とおすすめ作品 読書メーターから

新作では青春作品が多めで印象的だったのは、俺がピエロでなにが悪い!とパパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。です。シリーズ化してほしいが単巻でもまとまっているので是非読んで欲しいなと。


新刊ではミステリーとしては金木犀と彼女の時間、探偵は追憶を描かないが印象的でした。ファンタジーでは鬼人幻燈抄(1)文庫は人物、設定やシチュエーションが魅力的でした。1番は現実でラブコメできないとだれが決めた?3でした。凄く続きが気になる引きで最高でした。

 

 

・新作のおすすめ作品

俺がピエロでなにが悪い!https://blog.hatena.ne.jp/WING31/wing31.hatenadiary.jp/edit?entry=26006613722265496

蝶として死すhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/03/210000

恋は双子で割り切れないhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/08/210000

辰巳センセイの文学教室 上下https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/12/210000 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/13/210000

パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/19/200000

 

・新刊のおすすめ作品

金木犀と彼女の時間 文庫https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/01/210000

ひきこまり吸血姫の悶々 5 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/14/210000

鬼人幻燈抄(1)文庫https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/15/210000

現実でラブコメできないとだれが決めた?3https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/19/210000

探偵は追憶を描かないhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/25/210000

探偵はもう、死んでいる。5https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/27/210000

 

・既刊のおすすめ作品

 ひげを剃る。そして女子高生を拾う。1.2.3.4.短編集  https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/06/210000 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/07/210000 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/22/210000 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/30/210000_1

探偵は絵にならないhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/24/210000

とらドラ1 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/06/03/210000


5月の読書メーター
読んだ本の数:48
読んだページ数:15413
ナイス数:1204

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Each Stories (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 Each Stories (角川スニーカー文庫)感想
短編集。店舗特典と書き下ろしが収録されているので、緩い話と胸を突く話の差がよく出ていました。本編が終わる前に読むと、吉田と沙優の日々の暖かさがよく伝わってきて、考えてしまう。あさみ、後藤さん、三島、神田先輩の掘り下げがあり、良い短編集でした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/31/210000_1
読了日:05月30日 著者:しめさば
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。4 (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。4 (角川スニーカー文庫)感想
再読。沙優の兄・一颯が訪れて吉田と沙優の同居生活に区切りをつけなければならないことに。そして明かされる沙優が家を出る原因や家庭については読んでいて、心痛む出来事だった。壊れる前に吉田と出会えて良かった。三島、橋本、あさみ、後藤さんが揺れる吉田と沙優を支えていて、本当に優しい人達。吉田と沙優が立ち向かう明日が非常に気になります。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/30/210000_1
読了日:05月29日 著者:しめさば
スパイ教室05 《愚人》のエルナ (ファンタジア文庫)スパイ教室05 《愚人》のエルナ (ファンタジア文庫)感想
スパイのチームとして灯は外から見れば生緩く見えるかも知れないが、互いを想って団結する時は下馬評を覆す魅力がある。不幸体質のエルナの本質はまさに愚人といえるが、愚かさも愛せるようになった彼女の成長は胸が熱くなります。優秀だった鳳があぁなった以上、灯の苦戦は必死だが、それでも足掻く灯のチームワークを信じたい。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/29/210000
読了日:05月28日 著者:竹町
クラスに銃は似合わない。 (MF文庫J)クラスに銃は似合わない。 (MF文庫J)感想
作品を構成しているSF、ミリタリー、ラブコメ、どれも出そうとしているから、ある程度は仕方ないがまとまりは感じなかった。だが、それが逆に癖のある作品になっていたのかな。主人公とヒロインが共に優秀なポンコツで愛着が湧きました。続きが読みたいです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/28/210000
読了日:05月28日 著者:芝村 裕吏
気障でけっこうです (角川文庫)気障でけっこうです (角川文庫)感想
ませた女子高生・きよ子が公園に埋め込まれているシチサンサラリーマンと出会うことで始まる不思議な交流。突拍子のないところから始まりましたが、最後の話の着地点は綺麗なのが素晴らしい。生き方が変わるターニングポイントを描いていて、読んで良かったです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/06/04/210000_1
読了日:05月27日 著者:小嶋 陽太郎
ハイスクールD×D DX.6 ご注文はアクマですか? (ファンタジア文庫)ハイスクールD×D DX.6 ご注文はアクマですか? (ファンタジア文庫)感想
短編集で本編のシリアスな雰囲気を中和するようで気楽に読めました。初期の悪魔家業の頃のお話などは懐かしむと同時に遠いところまで来たんだなとしみじみ思いました。最後のコラボは新鮮でしたし、馬鹿なノリは良いなと。
読了日:05月27日 著者:石踏 一榮
呪術廻戦 夜明けのいばら道 (JUMP j BOOKS)呪術廻戦 夜明けのいばら道 (JUMP j BOOKS)感想
1巻に続き2巻も良い話ばかり。登場人物に寄り添っていて、原作では尺の都合や雰囲気的に入れられなかったような、溢れる感情を拾っていて素晴らしい。特に伏黒と釘崎の虎杖への気遣いはジーンときました。あと伊地知さんは休んで下さい… ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/06/04/210000
読了日:05月26日 著者:芥見 下々,北國 ばらっど
探偵はもう、死んでいる。5 (MF文庫J)探偵はもう、死んでいる。5 (MF文庫J)感想
強敵・シードとの対決は熾烈を極めましたが締めはしっかりとしていて、シードの力の代償やうちに秘めた気持ちなどを知れて良かったです。また、シエスタの切ない気遣いを振り切ってみせた君塚達の想いは確かにシエスタに届いていて、ホッとしました。次からタイトル変わるのかな?楽しみです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/27/210000
読了日:05月26日 著者:二語十
君が花火に変わるまで (メディアワークス文庫)君が花火に変わるまで (メディアワークス文庫)感想
終盤に明かされる真実は序盤から中盤までの展開の見方をガラッと変えるもので、良い構成でした。自分の好きな相手が病に倒れたら…というシチュを両面から見れるのは珍しいなと思いました。良い締めくくり方でした。
読了日:05月26日 著者:中西 鼎
ぼくらが死神に祈る日 (メディアワークス文庫)ぼくらが死神に祈る日 (メディアワークス文庫)感想
寿命と引き換えに欲しいものがあったとしても、それは必要なのか疑ってしまうな。思春期の未熟さにつけ込む死神との対決はどう転ぶか分からなくて、先が気になる展開でした。最後に下した主人公と姉の決断は尊いものでした。
読了日:05月25日 著者:川崎 七音
探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA)探偵は追憶を描かない (ハヤカワ文庫JA)感想
自分の好きなことを行えていたり、関われていたら幸せなんだなと。現実にぶつかって、折れそうな時にどう踏み止まれるか試されるんだな。幸不幸が二手に分かれてしまった結末は寂しくもあり儚い。余韻が素晴らしいです。複雑に絡み合った思惑が解けていった時にタイトルの意味が分かりました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/25/210000
読了日:05月25日 著者:森晶麿
彼女はたぶん魔法を使う (創元推理文庫)彼女はたぶん魔法を使う (創元推理文庫)感想
アラフォーおじさん探偵のキザな格好つけっぷりが不思議と嫌な感じがしませんでした。彼の背景は明かされてないので気になります。ミステリーというよりも調査過程のやりとりが楽しかったなと。
読了日:05月24日 著者:樋口 有介
殺し屋、やってます。 (文春文庫)殺し屋、やってます。 (文春文庫)感想
殺し屋が殺す対象を調べていくうちに不思議なことが見つかり、考えていくというもの。殺し屋自身や仲介者も掘り下げられていて、一方的に殺していく作品になってないのはフェアだと思いました。
読了日:05月23日 著者:石持 浅海
探偵は絵にならない (ハヤカワ文庫JA)探偵は絵にならない (ハヤカワ文庫JA)感想
発売時から気になってはいたが、これまで読んでなかったことが悔やまれるくらい面白かった。物語が軽快に進んでいきながらも、寄り道しつつも本筋に繋がっていくのが気持ち良い。主人公の蒼の語りも愉快で楽しめました。ミステリーだけでなく人情モノとしても楽しめる作品でした。続きも読みます。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/24/210000
読了日:05月23日 著者:森晶麿
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。3 (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。3 (角川スニーカー文庫)感想
再読。吉田と沙優の互いの中で気持ちは育っていて、もう以前の出会ってない頃とは違う気持ちが芽生えてくる。しかし沙優の家出という事実からは逃げてはならないという展開でどう落としどころを見つけるのかなと。吉田の元カノ・神田先輩の登場して、後藤さんや三島も揺さぶられていく。良い波乱だ。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/22/210000
読了日:05月22日 著者:しめさば
柘榴パズル (文春文庫 あ 87-1)柘榴パズル (文春文庫 あ 87-1)感想
仲が良い家族の話の合間に不穏な事件の詳細が挟まれてドキドキしましたが、想像通りな結末だったので、素直に騙されたかったなと。ただ、家族は血の繋がりで決まるわけじゃないという希望がある最後は良かったです。
読了日:05月21日 著者:彩坂 美月
ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫)ステップファザー・ステップ 新装版 (講談社文庫)感想
泥棒が双子に弱みを握られて、擬似家族になる。設定に惹かれて、描写も巧みで謎も良い。ただ、関係についてははっきりとしないまま終わりになるのはもったいないな。
読了日:05月21日 著者:宮部 みゆき
すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)すみれ荘ファミリア (講談社タイガ)感想
世の中や周りに流されない場所、すみれ荘に住む住人の裏側が見えて、それがまた切実な気持ちが孕んでいて心に突き刺さってきます。当たり前の主張なんだけど、当たり前が通らない世の中だからこそ、効いてくるものがありました。男と女、友人、親子、様々な枠組みに囚われない生き方が出来たら素敵だなと思いました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/20/210000
読了日:05月20日 著者:凪良 ゆう
現実でラブコメできないとだれが決めた? (3) (ガガガ文庫 は 8-3)現実でラブコメできないとだれが決めた? (3) (ガガガ文庫 は 8-3)感想
想像を遥かに超える結末に揺さぶられました。生徒会選挙というイベントの定番をなぞりたいが、日野春が立候補しないということで理由を突き止めて、耕平が奔走して良い方向に進んで終わり…と思いきや。現実はラブコメ世界ではないということを突きつけられる。一体どう切り返していくのか想像出来ないが、次巻の耕平の奮闘を期待したいです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/19/210000
読了日:05月19日 著者:初鹿野 創
パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。 (ガガガ文庫 も 4-1)パパ活JKの弱みを握ったので、犬の散歩をお願いしてみた。 (ガガガ文庫 も 4-1)感想
タイトルの通り、犬の散歩をお願いしたらJKが懐いてしまった。アラサーの主人公がJKやJSに振り回される愉快な日常が楽しめます。単巻でも充分まとまってはいますが、まだまだ火種(伏線)は残っているので続きが読みたいです。癖のある登場人物の掛け合いや成長がじんわりと心に沁みてきます。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/19/200000
読了日:05月19日 著者:持崎 湯葉
ひぐらしのなく頃に解 第三話 皆殺し編(下) (星海社文庫)ひぐらしのなく頃に解 第三話 皆殺し編(下) (星海社文庫)感想
みんなが団結していくのは熱かったが、一歩及ばす… しかし、雛見沢のルールか判明し犯人も姿を現した。絶対に忘れないという気持ちを持って、覚悟を決める梨花と羽生が眩しい。さて、次は最終章だ。
読了日:05月18日 著者:竜騎士07
ひぐらしのなく頃に解 第三話 皆殺し編(上) (星海社文庫)ひぐらしのなく頃に解 第三話 皆殺し編(上) (星海社文庫)感想
梨花と羽生、幾度なく繰り返す雛見沢の惨劇に心が擦り減る様子から始まって、どうせ同じことがと思っていたら仲間達が今までと違う動きを見せていて奇跡を起こそうとする姿勢に惹かれて、団結していくのは熱かったです。徐々に開示する情報が増えてきて、盛り上がってきました。
読了日:05月18日 著者:竜騎士07
貴方のために綴る18の物語貴方のために綴る18の物語感想
まさに題名通りな内容でした。最後にしっかり伏線回収するのは見事で、綺麗な終わりに向かうための手札は色々なところに配置されていました。読み終えた後に訪れる余韻は心に沁みました。18のお話もぐいぐい読ませるもので、満足度が高いです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/18/210000
読了日:05月17日 著者:岡崎琢磨
ネメシス5 (講談社タイガ)ネメシス5 (講談社タイガ)感想
ネットとテレビの違いはリアルタイムで互いに向き合えるか向き合えないかなどは中々皮肉ですが、真実とフェイクが混ざり合っている内容は現代の社会の問題に触れているのかなと。2話目の正義の餞は切なくもあり、正義を貫く勇気を教えられて素晴らしかったです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/21/210000
読了日:05月16日 著者:藤石 波矢
ネメシス4 (講談社タイガ)ネメシス4 (講談社タイガ)感想
ドラマ先行で話は知っていたつもりですが、展開が変わっていたので、新鮮な気持ちで読めました。2話目の栗田社長にスポットが当たる回はミステリーとしても栗田を掘り下げるにしてもかなり満足度が高い話になっていました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/16/210000
読了日:05月16日 著者:降田 天
未来を、11秒だけ 二人の推理は夢見がち (光文社文庫)未来を、11秒だけ 二人の推理は夢見がち (光文社文庫)感想
早紀と司の関係が自然になっていて、良い関係を築いていてすんなり捜査を始めても違和感がありませんでした。ミステリーとしても最後の最後まで真相にたどり着けないようになっていて、スリルな展開もあり、胸に訴えかけるものも含んでいて読み応えがありました。続いて欲しいです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/22/210000_1
読了日:05月15日 著者:青柳 碧人
鬼人幻燈抄(1)-葛野編 水泡の日々 (双葉文庫)鬼人幻燈抄(1)-葛野編 水泡の日々 (双葉文庫)感想
単行本刊行時から気になっていたが、時間が経ち文庫化されたので読みました。切ない三角関係とその側にいた娘の全員が鬼という存在に歯車を狂わされていく様子が辛い。だが想いは決して揺るがないことも表していて、残酷な面もあるが美しいと思う気持ちが強かったです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/15/210000
読了日:05月14日 著者:中西 モトオ
ひきこまり吸血姫の悶々5 (GA文庫)ひきこまり吸血姫の悶々5 (GA文庫)感想
変態メイド・ヴィルがいなくなって初めて気づく、ヴィルの存在感。コマリが思っていたよりも、よく動いてまとめあげていたのが実感出来ました。ヴィルの掘り下げがもう少し欲しいなと思うが、この作品はコマリと周りの仲間の変化を重視しているんだなと。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/14/210000
読了日:05月14日 著者:小林湖底
辰巳センセイの文学教室 下 「こころ」を縛る鎖 (宝島社文庫)辰巳センセイの文学教室 下 「こころ」を縛る鎖 (宝島社文庫)感想
見事な幕引きで幸福な気持ちになりました。前巻で引き裂かれた辰巳センセイと円城がどうなるかと思いましたが強引な展開でしたが、元鞘に戻って良かったです。辰巳センセイの秘められた辛い過去が明らかになり、それでも一緒にいようとする円城の頑張りが実を結ぶ結末に心揺さぶられました。晴れやかな締め括りでした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/13/210000
読了日:05月13日 著者:瀬川 雅峰
辰巳センセイの文学教室 上 「羅生門」と炎上姫 (宝島社文庫)辰巳センセイの文学教室 上 「羅生門」と炎上姫 (宝島社文庫)感想
青春、文学、ミステリー、それぞれの要素が損なうことなく、それどころか重なり合って魅力的な作品でした。学生の未熟な心や間違いが文学と結びついていて、固まった悩みが解けていくような読み味が素晴らしいです。辰巳センセイと円城の年の差恋愛の行き先も必見です。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/12/210000
読了日:05月12日 著者:瀬川 雅峰
風よ僕らの前髪を風よ僕らの前髪を感想
事件が複雑な上にそこに至るまでの感情の行き違いが濃かったです。ただ、最後の終わり方がに少し不満があり、消化不良な感じがありました。
読了日:05月12日 著者:弥生小夜子
呪術廻戦 逝く夏と還る秋 (JUMP j BOOKS)呪術廻戦 逝く夏と還る秋 (JUMP j BOOKS)感想
愉快な1年生達の日常もほんわかしてて良いが、五条、七海、伊地知達、大人の背負っている感がビシビシ伝わってきて素敵でした。真人の不思議な交流も珍しく読めたし、何よりも悠二の純粋に助けようとする姿勢に胸を打たれます。渋谷事変とか起きなきゃ良かったのに。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/26/120000_1
読了日:05月11日 著者:芥見 下々,北國 ばらっど
京都烏丸御池の名探偵 僕が謎を解く理由 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)京都烏丸御池の名探偵 僕が謎を解く理由 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
大切な人が亡くなり、落ち込む主人公のもとに大切な人にそっくりの人が現れる。ある程度は先が読めてしまう。また、大切な人が亡くなる理由はもう少し理由付きが欲しかったな。
読了日:05月11日 著者:才羽 楽
ひぐらしのなく頃に解 第二話 罪滅し編(下) (星海社文庫)ひぐらしのなく頃に解 第二話 罪滅し編(下) (星海社文庫)感想
全て悪い方向に転がってしまい、レナが暴走するがなんとか仲間を信じようとする優しさが消えていなかったのは凄い。圭一との屋上のシーンは胸熱の展開でシリーズでも屈指の名場面。雛見沢で起きる惨劇に反撃の狼煙をあげるような圭一の覚醒がみんなを救うことに繋がるのか。解決編は始まったばかりだ。
読了日:05月11日 著者:竜騎士07
ひぐらしのなく頃に解 第二話 罪滅し編(上) (星海社文庫)ひぐらしのなく頃に解 第二話 罪滅し編(上) (星海社文庫)感想
レナの頑張り物語は辛いなぁ。仲間達と罪について話し合っても、解消というわけではないからな。レナの境遇は同情するしかない状況にまでギチギチに固まっていたのは読んでて苦しくなる。オヤシロ様に信仰してしまうのも納得。種火を残して下巻へと。
読了日:05月10日 著者:竜騎士07
ブート・バザールの少年探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)ブート・バザールの少年探偵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
うーん。話が散らばりすぎて本筋になっても惹かれるとこがなかったのが残念でした。インドの事情が深刻なのは伝わってきましたが。
読了日:05月09日 著者:ディーパ・アーナパーラ
恋は双子で割り切れない (電撃文庫)恋は双子で割り切れない (電撃文庫)感想
タイトルの通り、素直に好きと言えない双子の葛藤や未熟さが密に描かれていて、読み応えがありました。難点としては双子から好意を寄せられる主人公が優柔不断ということか。色々詰め込んでいるがまとめ切れるか心配だが、割り切れない恋の続きが気になります。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/08/210000
読了日:05月08日 著者:高村 資本
とらドラ!1 (電撃文庫)とらドラ!1 (電撃文庫)感想
アニメ全話見ていて、面白いのは分かっていたが何故か読んでいなかったラブコメの名作。文章でも竜児と大河の不器用だけど自分の気持ちを大切にしようとしているところや、諦めたくなる状況でも好きな人を諦めない姿勢には心を打たれました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/06/03/210000
読了日:05月08日 著者:竹宮 ゆゆこ
フライ・バイ・ワイヤ (創元推理文庫)フライ・バイ・ワイヤ (創元推理文庫)感想
青春、ミステリー、SF、それぞれの要素が絶妙に混ざり合っていて読み応えがありました。なぜ被害者は死んだのか、犯人の動機なども理由がハッキリ明らかになるので満足度が高いです。ただ、犯人、被害者のやったことが無意味というのはあっけなくも現実的でした。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/23/120000
読了日:05月07日 著者:石持 浅海
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。2 (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。2 (角川スニーカー文庫)感想
再読。吉田と沙優が目を逸らしていた同居生活の問題点と向き合うことになり、もがき苦しみながらも未来へ手を伸ばしていこうと考えが変わってきて、非常に突き詰められているなと。後藤さん、三島、あさみ、周りにいる人達が本当に良い人達だなと。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/07/210000
読了日:05月07日 著者:しめさば
タクティカル・ジャッジメント〈3〉いやがらせのリベンジ! (富士見ミステリー文庫)タクティカル・ジャッジメント〈3〉いやがらせのリベンジ! (富士見ミステリー文庫)感想
めちゃくちゃなひっくり返し方をしたが、いつかやり返されないか心配になるな。明らかに詰めが甘い警察や弁護人にはもう少し頑張ってほしいなぁ。
読了日:05月06日 著者:師走 トオル
首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)感想
素晴らしい短編集。うっすらと繋がっていて、頬が緩みます。黒澤さんの淡々と生きていながらも、人を見る目は確かなのがまた素晴らしい。首折り男と濡れ衣など、どう表していいのか分からないが、魅力に感じました。最後の合コンで構成力が凄いなと。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/17/120000
読了日:05月05日 著者:伊坂 幸太郎
わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3)わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3)感想
心に沁みる話だなとは思うが、どこか物足りないなと思っていましたが最後に明かされた真実には心が揺さぶられました。まさかな展開。読み終えて表紙を見たらヒントはあったんだなと。物の価値は想い次第で変化するんだなとしみじみ思いました。
読了日:05月04日 著者:乾 ルカ
子ひつじは迷わない  贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)感想
とりあえず完結。ラブコメ方面はまとめきれなかった風に感じたが、これはこれで良かったのかも。仙波、佐々原、会長の成田への気持ちが募ってきていて、彼女達の戦いはこれからなんだろう。ミステリーとしても長編で読み応えがありました。殺人事件にしたがる理由とか、興味深い部分がありました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/10/120000
読了日:05月03日 著者:玩具堂
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (角川スニーカー文庫)感想
再読。近々最終巻が出るのとアニメが始まっていて読み返したくなりました。序盤は緩い、ありがちな展開で始まるが次第に沙優の中に募る焦燥感を文章に落とし込むのが上手い。代償のない優しさに怯えてしまう彼女にビシッと言える吉田さんの懐が広いこと。ただ罪な男だなと笑 ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/06/210000
読了日:05月02日 著者:しめさば
蝶として死す: 平家物語推理抄 (ミステリ・フロンティア 108)蝶として死す: 平家物語推理抄 (ミステリ・フロンティア 108)感想
骨太な歴史ミステリー。1話1話の真相に至るまでの難しさと解いた後に残される現実がとことん突き詰められていて、素晴らしいです。また、主人公の頼盛の芯のある生き方もよく描かれていて、エピローグの後にまで残る彼の気持ちに盛大な拍手をしたくなります。さらに蝶として死すというタイトルが胸を詰まらせます。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/03/210000
読了日:05月02日 著者:羽生 飛鳥
二人の推理は夢見がち (光文社文庫)二人の推理は夢見がち (光文社文庫)感想
特殊設定ミステリーとして、物の記憶を見れるということで事件の真相に迫っていくのが興味深い。能力に頼るだけでは解決までたどり着けず、主人公の沙紀があれこれ悩みながらたどり着く真相はほろ苦いものですが、現実と向き合う最後は希望がありました。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/11/210000 
読了日:05月01日 著者:青柳碧人
金木犀と彼女の時間 (創元推理文庫)金木犀と彼女の時間 (創元推理文庫)感想
素晴らしい青春ミステリー。小さな頃にタイムリープが生じることで混乱して、周りに信じてもらえずに気持ちに蓋をしていた主人公・菜月が悩んだり迷ったりしながらもクラスメイトの死を回避するため奔走する姿に釘付けにされます。事件の真相に近づいていくうちに菜月が成長していくのも良いです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/01/210000
読了日:05月01日 著者:彩坂 美月

読書メーター


 

呪術廻戦15

呪術廻戦 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

渋谷事変も大詰めで、真人の攻撃を受けた釘崎の昔の姿や沙織さんの今が描かれてからの釘崎の今の気持ちが明かされてからの生死不明は気が悶々となるが、可能性は0じゃないというのかどう転ぶか。

悠二の心が折れて追い詰められた時にマイソウルブラザーこと東堂が助けに来るのは熱いし、泣きそうになりました。

最初の頃の印象からすっかり変わって東堂が好きになっていきますね。

ペンダントの中身や追い詰められてもなお踏ん張る漢の中の漢だよ。

 

悠二が凹むことが続いていたからこそ、覚悟が定まったようで良かったです。

 

最後に現れた彼の語る内容はなんなのか気になります。