羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

本格王2022

本格王2022 (講談社文庫)

 

参加している作家陣に惹かれて読みました。

結果、素敵な短編の数々に出会えました。

 

個人的には、道尾先生、芦沢先生の短編が飛び抜けて好きでした。最初から最後まで気が抜けないうえに、結末までたどり着いたら頭から離れない余韻があったのが良かったです。

両作家の作品は数作読んでましたが、他の作品も読んでみようかなと思いました。

それくらい、よく出来た短編でした。

 

他には大山先生、方丈先生の短編はトリック、動機が大胆でアッとさせられるのが流石だなと。シチュエーションも魅力的でした。

 

浅倉先生の短編はバカバカしい状況だが、容疑者?絞りは良い推理でした。結末までの勢いが衰えないのは凄いなと笑

 

一編15分、世界がぐるりと裏返る。
本格ミステリ作家クラブが選んだ2022年の本格ミステリ短編の最高峰!

競歩王

競歩王 (光文社文庫)

 

競歩という競技は知ってはいるが、どんな気持ちで歩いているのか、何を目標にやっているのかを知らなかったが今作を読めば競歩というのは我慢と爽快感が隣り合わせの良い競技なんだなと勉強になります。

 

最高のスポーツ小説でした。競歩という競技について知ることが出来たし、主人公達の崖っぷちに立っている状況からの変化は目を見張るものがありました。

作家・忍と競歩選手・八千代が互いに高みを目指しているからこそ、上手くいかない現実に負けそうになる。2人が出会って、互いの悩みや願いを共有していくうちに絆が生まれていき、それぞれが自分の目指すものに向き合っていくのは魅力的でした。

 

燻っている人や何かきっかけを欲している人によく突き刺さる物語でした。人生を切り開いていくのは、結局は自分の意思なんだなと。

 

上手くいかないこともあるが、それでも生きていかないといけない。

何か目標があれば、人は頑張れるのだ。

 壁にぶつかりながら生きていく人は大変だけど、その分、強くなるのだ。

 

かつて「天才高校生作家」の触れ込みで華々しくデビューした榛名忍は今、燻っていた。そんな折、東京五輪の開催が決まり、担当編集者からスポーツ小説を勧められる。なりゆきで競歩の小説を書くことになり、大学の陸上部の練習を見に行くと、ただ一人の競歩選手・八千代篤彦が黙々と歩き続けていた――。競歩の面白さを余すところなく描いた、青春小説の傑作!

BEASTARS 18

BEASTARS 18 (少年チャンピオン・コミックス)


レゴシが学園を離れてから変わってしまったようで、肉食獣と草食獣が共存から離れていき、それぞれが別々に住み分けてしまうのは残念だなぁ。

その中でも演劇部の面々が種族の違いを受け入れながらも共にいようとしている姿はよりよく映ってきました。

粗暴だったビルがしっかり部長をやっているのは意外でしたが、ルイの先見の妙が光ったか。

 

肉食獣と草食獣の始まりの話はなるほどなと。

歴史があるからこそ、簡単にはいかない世になっているのだな。

 

ルイの実家に行き、レゴシはどう変わっていくのか気になります。

 

 

メロンを捕獲しようと単身シシ組のアジトへ突入してしまったレゴシ。なんとかメロンを追い詰めるも、彼の巧みな逃亡術で逆にレゴシが警察に追われてしまう羽目に…。ほとぼりが冷めるまでのチェリートン学園に潜伏することに決めたレゴシだが…!?

声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない?

声優ラジオのウラオモテ #07 柚日咲めくるは隠しきれない? (電撃文庫)

 

限界オタクめくるの声優としての悩みにスポットを当てていて、悩みながらも自分の声優としてのあり方を考えていく。

今まで頼りにしていた、めくるの脆さが明かされて、競争率が高い声優界では致命的なものだった。

自分よりも周りの声優の事を思ってしまうのは立派なことだけど、それでめくるがチャンスを逃すのはプロとしてどうなのか。

 

声優が好きで、尊敬しているからこそ自分は引いてしまう。役に選ばれることに必死になれない部分は意外でしたが、友人の花火や夕陽とやすみの支えで吹っ切れて良かった。

夕陽とやすみのサービスの時のめくるは面白かったです笑

 

これからは変わっていけるなと安心しました。

 

声優界で生き抜いていくには覚悟が必要なのがよく伝わってきました。

 

 

これは声優ファンの少女・杏奈が、声優・柚日咲めくるを認めるまでの物語。

これは声優ファンの少女、藤井杏奈が、声優「柚日咲めくる」を認めるまでの物語。
「自分より、ほかの声優の方が良い」ファン心が邪魔をして、オーディションで実力を発揮できないめくる。役を取りあわなくて良いラジオを主戦場にしてきたが、声優としての限界が見え始める。
「いい加減、覚悟しないとダメなんだよ」
支え合ってきた相棒、花火の言葉にも動かされためくるは「声優ファン」を卒業するが、目からは輝きが失われて――。
厳しくて口が悪くて、でも本当は誰より優しい。可愛い先輩のために夕陽とやすみも一肌脱ぎます! 隠しきれないめくるの青春声優ストーリー、NOW ON AIR!

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手

ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 V 信頼できない語り手 (角川文庫)

 

今回は別シリーズの登場人物が参戦してくるが、知らなくても問題ないです。

 

推理小説としてかなりフェアな事件だったなと。ただ、真犯人に関してはたどり着ける余地があったかは分からない。李奈の行動には驚いた。

ある程度は予想出来るシチュエーションだが、点と点を繋いで真実に至る解決章が爽快でした。意味深な謎がドミノ倒しのように解けていくのは気持ちが良い。

探偵として成長する李奈の苦悩も惹かれます。

作家以上に探偵としての資質が育っているように見えますが、本人も気にしているよう。

ただ、その経験が作品作りに役立つだろう。

数巻前から思っているが、作家としてのパートを描いて欲しいなと笑

このままでは警察より優れた探偵になってしまう… もうなっているのか?

 

 

日本小説家協会の懇親会会場で起きた大規模火災。小説家をはじめ多くの出版関係者が亡くなった。生存者はわずか2名。現場には放火の痕跡が残されていたため、大御所作家を狙った犯行説が持ち上がる。ネット上では“疑惑の業界人一覧”なるサイトが話題になり、その中には李奈の名前も。放火犯はいるのか? ベストセラー作家・櫻木沙友理と「万能鑑定士Q」莉子の登場で、前代未聞の事件の真相が明らかに……!

虚ろなるレガリア3 All Hell Breaks Loose

虚ろなるレガリア3 All Hell Breaks Loose (電撃文庫)

 

いやー、良かった。

前巻が悲しめな余韻があったので、どうなるかと思いましたが、収まるところに収まりましたね。

 

彩葉とヤヒロが分断させられる状況にヤキモキしながらも、しっかり再会する場を盛り立てていたのは流石でした。

まだ、3巻ですが、ヤヒロと彩葉のコンビ感が安定してきましたね。

 

今回は世界観の深掘りして、登場人物の背景も描いていたら濃密な物語になるよなと。

表紙のベリト姉妹と家族の問題や新キャラ達の顔見せをするだけでなく、問題の解消まで持っていく構成は見事でした。

 

ヤヒロの忘れていた過去が思い出されたり、力が暴走する中、彩葉がヤヒロを鎮めるのは呆気ない気もするが、これくらい緩い方が良いですね。

ヤヒロのその設定を持ってくるのか笑

 

また、徐々に明かされていく事実から、今後どうなっていくのか目が離せなくなってきました。

 

暴かれたヤヒロと珠依の過去! 大殺戮の再現を目論む統合体の狙いとは!?

無名の配信者として活動していた彩葉の動画再生回数が、一夜にして百万回を突破する。その背後には暴露系配信者ヤマドーこと、山瀬道慈の暗躍があった。
山瀬の動画によって、龍の巫女であることを公表されてしまった彩葉は、世界中から身柄を狙われることになる。
これ以上の情報漏洩を防ぐために山瀬の捜索に乗り出すヤヒロだが、逆に連続殺人事件の犯人として、ギルドに拘束されてしまう。
ヤヒロ不在の中、襲撃されるギャルリー日本支部。そして出現したヤヒロの命を狙う新たな不死者たち。
世界を混乱に陥れようとする山瀬の真の目的とは――
廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ新たなる龍と龍殺しの物語、第三巻!

竜殺しのブリュンヒルド

竜殺しのブリュンヒルド (電撃文庫)

 

タイトル、表紙、あらすじから気になって仕方なかったので、買ってすぐ読みました。

久しぶりにファンタジー作品でどハマりしました。

 

人は竜を殺して資源を得る。そんな世界観と登場人物の宿命が綺麗にマッチしていて、より悲劇を際立たせていた。久しぶりにドップリ浸かりたいと思ったファンタジー作品です。

竜と人、親と子、複雑な関係を持ち、育った主人公・ブリュンヒルドの愛と復讐に揺れ動く様は惹きつけられました。

ブリュンヒルドは竜の父の優しい教えよりも実の父への復讐心に呑まれていく様子は歪だけど、目が離せません。

 

それだけ、ブリュンヒルドは竜を慕っていて、人に絶望していた。だが、人を利用している過程で人を好きになる部分も出てきてしまう。

ブリュンヒルドが下した決断は王道ではないかもしれないが、それでも、致し方ないところかなと。

手段を選ばずに目的を達成しようとする姿は否定出来ない。

 

ゆえに結末には寂しくも独特なものがありました。

 

単巻で完結しているようだが、続くなら読みたい。

今後が楽しみな作家さんの誕生です。

 

愛が、二人を引き裂いた。

竜殺しの英雄、シギベルト率いるノーヴェルラント帝国軍。伝説の島「エデン」の攻略に挑む彼らは、島を護る竜の返り討ちに遭い、幾度も殲滅された。
エデンの海岸に取り残され、偶然か必然か――生きのびたシギベルトの娘ブリュンヒルド。竜は幼い彼女を救い、娘のように育てた。一人と一匹は、愛し、愛された。
しかし十三年後、シギベルトの放つ大砲は遂に竜の命を奪い、英雄の娘ブリュンヒルドをも帝国に「奪還」した。
神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ。』
復讐に燃えるブリュンヒルドの胸に去来するのは、正しさと赦しを望んだ竜の教え。従うべくは、愛した人の言葉か、滾り続ける愛そのものか――。
第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、ここに開幕!