羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

そして誰もゆとらなくなった

そして誰もゆとらなくなった (文春e-book)

 

まさかのオマージュタイトルからして期待していた通り、最高笑えるエッセイでした。

文字通り、身を削って文章を書いている。特に尻。

読んでいて、こんなことある!?の連続だが自分の日常には決して起きて欲しくないことのオンパレードで、朝井リョウ先生はエッセイのために狙っているのかと邪推してしまいます。

 

それはともかく、馬鹿馬鹿しい話を非常にコミカルな文章で無駄に上手く表現しているのが笑いのツボに刺さる。頭を空にして、楽しめるのは魅力です。

全力で馬鹿やるのを眺めるのは良いですね… 

 

これでシリーズ終わりと謳っているが、まだまだ朝井リョウ先生が悶絶する姿を文章で読みたい読者は多いだろう。

文庫化される際に、なんらかの情報が明かされたら良いなと願っています。

 

 

『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く第三弾にして完結編。
怒涛の500枚書き下ろし!頭空っぽで楽しめる本の決定版!

修羅!腹痛との戦い
戦慄!催眠術体験
迷惑!十年ぶりのダンスレッスン
他力本願!引っ越しあれこれ
生活習慣病!スイーツ狂の日々
帰れ!北米&南米への旅etc……

一生懸命生きていたら生まれてしまったエピソード全20編を収録。
楽しいだけの読書をしたいあなたに贈る一冊です。

拝啓 交換殺人の候

拝啓 交換殺人の候

 

タイトルに惹かれて読みました。

まさか、交換殺人を企てる2人の交流に心温まるという不思議な読後感を得られるとは。交換殺人を成長に使う方法があるなんて、思いもしませんでした。

 

追い詰められ青年と女性が手紙の交換から始まり、互いの殺して欲しい相手について追っていくうちに、パワハラに苦しんだ青年と自分の感情を見失った女性が、影響を与え合う姿は良かったです。

ミステリーとしても、両者の騙し合いにはおっとなるものがありました。

掛け合いの中でわざと違和感を残していましたが、回収されてみたら納得です。

 

追い詰められていながらも他者を思える優しさを持った2人だからこそ、暖かい締めくくりになったんだろう。

これからの2人に光がありますようにと祈りたくなります。

 

 

 

どうせ死ぬなら殺してみませんか?

希望を喪った男の心を動かしたのは
殺人の依頼状だった──

二転三転する“完全犯罪"計画の結末は!?
胸を打つサスペンスミステリー!

パワハラのトラウマに苛まれる秀文は、
退職から半年が過ぎても社会復帰できずにいることに絶望を感じていた。
首を吊るために朽ち果てた神社の桜の木にのぼると、
白い封筒が大きな洞に差し込まれているのを見つける。
〈どうせ死ぬなら殺してみませんか?〉と書かれた手紙は交換殺人の依頼状だった。
手紙を置いたのは白いセーラー服と紺色のスカートを纏った少女だと判明するが……。
奇妙な往復書簡の先に待つ殺人計画の顚末は! ?

珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで

珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで【電子版イラスト特典付】 (宝島社文庫)

 

今巻までのタレーランは人の負の感情を見る場面が多かったが今巻は謎が解けたら前に進めるような雰囲気の短編集で、好きな一冊です。

叙述トリックがあり、ミスリード要素はあるが、たどり着いてみたら、景色がガラッと変わる様子は見事でした。

読後感は爽やかです。

 

最初のエピソードは種明かしされたら、頬が緩みます。

アオヤマが美星さんからのプレゼントを取り戻す際に見せた意地は良かったですね。

美星さんが落ち込んでいた際に見た人の暖かさは良いものでした。

 

書き下ろしも、補足としても単体としても良い。

 

 

五年前に失意の美星を救ったのは、いまは亡き大叔母が仕掛けた小さな“謎”だった―。京都にひっそりとたたずむ珈琲店タレーラン”の庭に植えられたレモンの樹の秘密を描いた「純喫茶タレーランの庭で」をはじめ、五つの事件と書き下ろしショート・ショートを特別収録したミステリー短編集。

リエゾン(9) ーこどものこころ診療所ー

リエゾン(9) ーこどものこころ診療所ー (モーニングコミックス)

 

死にたいと思うほど、追い詰められている人に寄り添うのは難しい。

それでも、直接言葉を投げかけないと始まらない。姉妹だから響いたのかもしれないが、良い関係でした。

 

産後うつというのはなんと辛いことか。

周りが話す言葉が狂気として突き刺さるのは痛々しいものがありました。

子育ての責任を母が背負っていくというのはしんどい。逃げ道を見つけていくのが救いになりますね。

サポートしてくれる場所を見つける必要がある。

 

子供の性教育についてはどう導くのか気になります。

 

 

身近な人に本音が言えない。苦しさを抱え込みながら、「大丈夫」と言ってしまう。
死にたい気持ちに囚われる妹、人知れず涙をこぼす妻を前にして、家族はどう応えるべきか。
児童精神科医は「頼る勇気」と「受け止める力」をそっと引き出す。
第9巻は「希死念慮」「産後うつ」「子どもの性教育」の3編を収録。

アオのハコ 6

アオのハコ 6 (ジャンプコミックス)

 

今巻も非常に悶えました。

大喜が千夏先輩をみているのを知っているのに、その上で自分の気持ちを表明する雛の強さは魅力的です。

雛と大喜の距離を少し勘違いする千夏先輩の様子だったりと三角関係が上手いように機能している。読み味が悪くならないような感じに留めているのは良いバランスだなと。

 

千夏先輩は自分の振る舞いをずるいと、少し思っても下を向かない強かさを感じました。

雛との対面では素直に打ち明けたのは千夏先輩らしいなと笑

 

大喜の友人の匡が少し自分の気持ちを打ち明けていて、彼の掘り下げを見たいなと思いました。

 

夏休みの青春って眩しいのがよく伝わってくる今巻でした。

 

夏休みも終盤の8月26日。誕生日を迎えた千夏は、副キャプテンに選ばれた事への重圧を感じていた──。友人から誕生日を祝われるも、どこか元気の無い千夏。大喜はそんな千夏を励ますべく、電車で海へと連れ出した…。二人きり、夏の終わりの冒険へ。

汝、星のごとく

汝、星のごとく

 

凪良先生の作品の中では重たい部類に入る物語でした。

流浪の月が好きならば、間違いなく今作も刺さる。自分がそうだった。

 

主人公・暁海と恋人の櫂。

互いに家族を捨てられない呪縛に囚われている時に出会い、付き合う。

これ以上ない関係だったが、環境や現実問題が2人を離れさせていく。

そんなつもりじゃなかったのに…

互いに道を歩きながらも想いあっているのに、隣にはいない切なさは辛かった。

時の経過は残酷な程に試練を与えていく。

 

なんて壮絶な人生なんだ。

必死に生きる暁海、櫂。そして周りの人達の葛藤から脱皮を描かれていて、胸が切り裂かれるような痛みがありました。しかし、彼らが選んだ選択は間違いなどではない。

間違いだとしても、後悔しない生き様を見れました。

 

島の狭い考えに左右されずに、自分が良いと思った風に生きたらいい。間違いなんてあっても、気にしなくて良いんだ。

狭いコミュニティの悪い部分には気が滅入りそうになりますが、暁海の成長した姿を見ると、大丈夫だと安心しました。

 

自由と不自由、勝ち取るべきはどっちか。

読んでいて、辛いけど引き込まれていきました。

 

その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。


ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

日常の愛おしさを伝えてくれる漫画 特別じゃない日

 

 

 

本屋さんでプッシュされていた漫画、特別じゃない日を紹介していきます。

気になって読んでみたら、何度も読み返したくなるくらい魅力的な登場人物の関係、変化が描かれていました。

様々な人が登場して、悩んだりしながらも転機を迎えて、良い方向へ転がっていく様子は心が洗われます。

絵柄も良く、人の繋がりや発展が良いな〜と癒されます。

 

日常系が好きな人に是非読んで欲しい作品です。