羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

数奇にして模型

今回はストレートな謎解きと思いきや、事件ではない部分が印象的でした。 国枝先生の考えや新キャラの大御坊、萌絵の友人、知人のラブちゃんと金子の顔見せなどがありました。 事件は密室のトリックや犯人の目的や動機が分からない事が多かったが、明かされ…

償いの雪が降る

続編の新刊が発売されるそうで、気になってたら今作が先というので読みました。 想像以上にタイトルが胸を打つ展開でした。 主人公・ジョーか殺人の罪を負った罪人・カールの話を聞き、伝記を書くことに。 カールの様子や関係者の話を聞いていくうちに不審…

やがて海へと届く 文庫

映画観てから原作へ。 原作を読んだら映画化にあたり改変されたんだなと確認出来たが、悪いことではなく、むしろ適した形だったと思えました。 親友・すみれが震災で行方不明になる。心にぽっかりと穴が空いてしまう真奈。 周りは親友の死を受け入れていく…

2022年 3本目映画 やがて海へと届く

岸井ゆきのさん、浜辺美波さん主演で彩瀬まる先生原作のやがて海へと届くを観にいきました。 大切な人が失って、どう立ち直れば良いのか。正解がない状況で思い出の中の彼女と自分が知らない彼女が存在していて、作中であった台詞で、世界の片面しか見えてな…

今はもうない

萌絵の語りで事件が話されるということは様々な予想が立てられるが、自分は最後の最後に気づきました。遅いか。 1冊全体を通した仕掛けの正体にはやったなと思いました。 ただ、語り手である笹木が魅力的ではないのと、西之園のおかしさ、不審な点があるか…