羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

アフタヌーンKC

リエゾン(9) ーこどものこころ診療所ー

死にたいと思うほど、追い詰められている人に寄り添うのは難しい。 それでも、直接言葉を投げかけないと始まらない。姉妹だから響いたのかもしれないが、良い関係でした。 産後うつというのはなんと辛いことか。 周りが話す言葉が狂気として突き刺さるのは…

ワンダンス(8)

カボと湾田、大会を通して自分のやりたい道が見えてきた。しかし、それは違う方向を向いている。 今まで一緒にいた分、別々の道にいってしまうのは複雑過ぎる。 恩さんのおかげで繋ぎ止められそうですが、今後どうなるのか気になる。 カボが成長していくよ…

税金で買った本(3)

主人公の石平が成長していて、行動が変わっていくのは魅力的です。 ご利用者への言葉や気遣いが変化してきていて、石平が立派に図書館職員をやっているのが素晴らしい。 石平の友人も変わってきていて、作品全体的に登場人物が変化していく様子が見れるのは…

税金で買った本(2)

石平が図書館での仕事に慣れてきた時に訪れる過去。 それでも暗くならずに石平がはっきりと自分の意思を決められて良かった。 今巻は白井さんが光っていたなと、ビシビシ石平や同僚に刺さる台詞を投げていて、痛快でした。また、白井さんがいかにして現在に…

ブルーピリオド 6

遂に2次試験。 目指していた藝大合格目前で八虎の身体が悲鳴をあげる。 今まで努力で足りないものを補ってきたが、限界が違う来てしまった。 肉体的にも精神的にも諦めそうな状況でも踏ん張って、絵について考えを巡らせている八虎に驚きました。 また、絵…

リエゾン ーこどものこころ診療所ー(7)

表紙の向山さんの表情が堪らない! いつも無表情な向山さんの過去が明らかになり、彼女もヤングケアラーだったこともあり、これからの人生を絞ろうとしている少女・足立と足立母に寄り添っていく姿には心が救われていく気持ちになりました。 頑張れて、なん…

ブルーピリオド 5

龍二が試験を放棄というのは八虎にとって、気になる出来事。 龍二が八虎を美術の世界に連れてきてくれたといっても良いくらいだから、頭がモヤモヤするのは確か。 龍二が抱えていた悩みと向き合うために八虎が優等生の殻を脱ぎ、龍二と同じところにまで降り…

ブルーピリオド 4

遂に藝大受験が近づいてきて、ピリピリしてくる。 桑名さんの落ちていく人を見て安心を保つのは、誰だって無意識のうちにしてしまう時があるだろう。 プレッシャーと緊張が混ざって、試されている。 八虎の器用さ、世渡り上手の部分で秀でている分、自分勝…

魔王の帰還

面白かったです! 物語と絵がマッチしていて、良いコミカライズだと思いました。 傷を抱えた姉弟が過去を、今を乗り越えようと葛藤していくのは読んでいて夢中になりました。 タイトルの魔王というのはどういう意味か。 はっとさせられる意味が込められてい…

ブルーピリオド 3

八虎は成長しているが、まだ絵書きの入口だったか。 何かをモチーフにして描くのと、テーマを与えられて創造して描くのは違うのだろう。 落ち込む八虎だが、原点である森先輩や佐伯先生から立ち直るヒントを得て、生き生きして描くことに夢中になるのは良い…

ブルーピリオド2

八虎が藝大を目指すためには親を説得するというのは大事なことで。 親の気持ちを受け入れて、自分の藝大への想い伝えることが出来たのは非常に良かったと思うし、グッときました。 藝大受験へ気持ちが上向きだったが、知らない知識や情報量、絵を描く感性や…

アニメ放送中!ブルーピリオド1

テレビアニメが始まったので読み返していこうかなと。 内容知っていても引き込まれる面白さ。 主人公・八虎が魅力的なキャラクターで、本気になれることがなく、頭も良いものだから達観している。 そんな彼が絵を描き喜びと出会い、本気になれる好きなもの…

ワンダンス06

表紙、カボか!? 随分、自信がついてきたようだ。 帯にあるが、俺は誰かの代わりじゃない。 俺は俺だ。とダンスが上手い壁谷とのバトルで怯まずに表現していくのは痺れました。 悔しがれるくらいのめり込んでいくのを見ると、本気で何かに打ち込むのは良い…

リエゾン6  ーこどものこころ診療所ー

前回からの続きで、拒食症の女の子がどんどん痩せるというよりも萎んでいってしまうのを見ると、痩せるのが1番という風潮もどうなのかなと思いました。 何より、日が経つにつれて痩けていく娘を支えようとする母の心情が辛い。 友達が気づいてくれて、ぶつ…

ワンダンス05

ダンスバトルの連続でそれぞれが自分のエゴを剥き出しにして踊っていて惹きつけられます。 勝ち負けはありますがたしかに輝いていました。 カボは壁にぶつかったりしながらもダンサーとして周りに存在を見せつけようとしてきているし、壁谷にも自分の意見を…

ワンダンス04

ぐんぐん成長してきて様々なスタイルに挑戦していくカボだが、まだまだ未熟と壁にガツンと当たりながらも反省して自分に出来ることを発揮して微かなチャンスをものに出来て良かった。 トントン拍子にきてきた中で、うまくいかなかったって出来事をただ残す…

ワンダンス03

カボが遂にダンスコンサートに参加。 外の世界へ出てきて、また一段とギアを上げていくのは素敵ですね。 自分の中に溜まっている情熱をダンスに注入していくことでさらに凄みが増してきていて、カボ自身手ごたえを感じているが、湾田が評価されて先へ行くこ…

ワンダンス02

小谷が徐々にダンスに慣れてきて、上手くなっているが、そこには湾田の影響力が大きいが、湾田はライバルというか同志みたいなところがあるから、どうなっていくのかと思ったが先輩で同性である厳島伊折というダンスを追求する存在と出会っていくことで、互…

新表紙 ワンダンス01

表紙が一新して新しくなりました。売れているみたいで良かったです。ダンスで、踊ることで、周囲のことを忘れて、自分の伝えたい気持ちを表現出来る。吃音を抱えていて、行きづらさを感じていた小谷がダンスにハマって成長していくのが良いですね。作品のメ…

ブルーピリオド1

本屋で強く推し出されていて、気になって購入。めちゃくちゃ面白かったし、刺さった。遊びも勉強も全力。しかし、自分のこれからのことは特に何も。そんな悩める少年矢口が1枚の絵に強烈に惹きつけられる。そして、考え始める。誰かの感動ではなく、自分の感…