羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

集英社文庫

放課後ひとり同盟 文庫

青い表紙と、あらすじから伝わってくる上手く生きられない少年、少女達の葛藤に惹かれて読みました。 短編集で話ごとに焦点を当てる人は変わっていくが登場人物は大きく変わらないので、繋がりが感じられて好きでした。 各話少年、少女の生きづらさが描かれ…

小説 ここは今から倫理です。

漫画版に凄く惹かれていて、あの内容が小説版で読めるなんてと思い読みました。 漫画1巻の内容でした。 読み進めていくうちに漫画のコマが頭に浮かんできました。楽しんで読むことが出来ました。 倫理の授業を高校生という多感な年頃の少年、少女達に届ける…

アイドル 地下にうごめく星

アイドルにハマった人、なろうとする人、あろうとする人、みんな輝いていた。(あらすじ)初めて行ったアイドルのライブで、メンバーのひとりである楓に一目惚れした夏美は彼女をプロデュースすることを決める。グループの電撃解散後、夏美のアイドルユニット…

陸王 文庫版

池井戸潤先生の作品で1番自分の胸に突き刺さるのが陸王ですね。ドラマは一気見して、最初から最後まで目を離せなかった。ドラマと原作小説比較したら物語の整合性や物語の波の作り方はドラマのほうが勝るかな。ただ、小説は小説で心理描写に長けてるので、ど…

青春SF作品 HELLO WORLD

映画を観てから読むと決めていて、長らく積んでいましたが、映画を観たので読みました。 読んでみたところ、エンタメ作品として、多くの人に読んでもらえるように万人に受けるように感じてしまいました。設定は多少凝ってるのですが、ところどころで描写があ…

雨の降る日は学校に行かない

自分が相沢沙呼先生の作品にハマったきっかけの作品です。久しぶりに読み返しましたが、改めて名作だと思いました。女子中学生達の悩みや苦しみが詰まった短編集で、1話1話の密度が凄いです。どの話も鬱になりそうな状況ながら、最後は救いに近づくのが素敵…

ラメルノエリキサ

ハンムラビ法典をモットーに生きる少女・りなが、ある日夜道で切りつけられる。その時犯人が残した「ラメルノエリキサ」という言葉を頼りに犯人を捜す。りなちゃんが復讐大好きっ子で、とにかく強気に振り切れてるの好きです笑 とにかく行動する子でグイグイ…

家庭教師は知っている

本屋で表紙とあらすじを読んで面白いだろうなーと思ったら、本当に面白いし自分好みで良かったです。家庭教師は家に入って、仕事するのでどうしても家族との関わり合う。そこで問題があるのではないかという疑問が頭に浮かぶ。そこの家の問題に踏み込むのか…

自由なサメと人間たちの夢

以前に、住野よる先生が推していたな〜と思い、買いました。歪みを抱えながら生きている人達が欲望に忠実になっている姿を映す短編集。様々な人達の歪みが感じられて、とても面白かった。歪んでいるだけでも、必死に生きている。一般の歪みに関係ない人達に…

七つの会議

先月映画を見て、しばらく経ってから読みました。内容を知っているとはいえ、映画の尺に収めるために省略された登場人物の心情を深く知ることが出来て良かったです。小説は短編構成なので、物語としては映画の方が良かったかと思いますが、それでもぐいぐい…