羽休みに娯楽を

ラノベが多めで、キャラ文芸、漫画、アニメ、映画など娯楽でおすすめしたいことを書いてます。良かったら見ていってください!

後宮の烏 4

後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫)

 

寿雪の優しさが仇になるのは嫌だな。徐々に寿雪の良さが広まっていくことで反乱分子だとみなされてしまうのは切ない。生まれのしがらみがより深くなってきた。

後宮では影が薄い存在だったが、徐々に存在感が増えてきて、扱いに困るように。

読者からすると寿雪の懐の深さが分かるが、後宮内には届かない。

高峻とも距離が空いてしまったのは残念。高峻は立場が立場だから複雑だね。

救いは側近が寿雪を信頼していることか。

温螢が軽いキャラながら性質は寿雪に近いのが分かり、好きになりました。

衛青、寿雪は距離を測りそこねているのが、今後どう響いてくるか心配だ。

 

 

今宵も、夜明宮には訪いが絶えない。泊鶴宮の蚕室で、大切な繭がなくなったという宮女…。一方、花娘を通じ城内での謎多き失せ物探しも舞いこんで!?烏妃を頼る者は日に日に増え、守るもののできた寿雪の変化に、言いようのない感情を抱く高峻。やがて二人は、真実眠る歴史の深部へ。鍵を握るのは名もなき幽鬼か、あるいは―。圧倒的中華幻想譚、待望の第四弾!!

ツルネ ―風舞高校弓道部― 3

 

湊達が2年生になり、新体制に。様々な学校に新入部員が入り、変化が起きている描写があり、また今時の学校も登場してきて、バラエティに富んでいました。

心機一転して、再スタートを切る風舞高校。

愁の後輩に厄介者が現れたり、七緒がスタメンが落ちたりと波乱の展開がありつつ、団結力が深まったりしていく様子が見事でした。

 

一回り、弓引きとして精神的に成長していく姿は見事でした。

ただ、最後の落ちに関してはいきすぎていて、引っかかるものがありました。

 

今作は風舞だけでなく、他の高校の面々も魅力があり、楽しくなってきました。

 

願わくは刊行ペースが上がって欲しいなと。

シャガクに訊け!

シャガクに訊け! (光文社文庫 お 57-1)

 

意外にもと言ったら失礼ですが、楽しく読めました。

社会学に興味があり、読んでみたが面白かったです。

大学生というのがまた良い。大人でも子供でもない年頃の揺れ動く心境と行動を学問と結びつけると納得がいきます。

主人公のえみるが弱さを持っていても、困っている人のために必死に動ける優しさがあるので、迷いながらも成長していくのが魅力でした。

各話に登場する相談者も後々にも繋がっているのは良かったです。

物語としても仕掛けがあり、読み応えがありました。

 

社会学というのは幅広い学問なんですね。

勉強になります。

 

キャラも立っていて、面白かったのでシリーズ化して欲しいけど、ないのかな。

 

大学2年の松岡えみるは単位取得の条件として社会学部一人気のない上庭ゼミに入り、学生相談室の補助をすることに。そこへやって来たのは家族、友人関係のトラブルを抱えた学生たちだった。社会学の知識で彼らにアドバイスを贈る上庭に、えみるも次第に心を動かされ――。コミュ障で根暗の社会心理学講師×お人よしで責任感の強い女子大生コンビがお悩み解決に導く!

ツルネ2 風舞高校弓道部

KAエスマ文庫 ツルネ -風舞高校弓道部- 2

 

全国大会に挑む風舞高校。

しかし、気の緩みから自分の射を出来ずに地方大会で敗退してしまう。

流石にトントン拍子にはいかないか。

気を引き締めるためには良かったのではないか。

湊とマサさんの関係が揺らいだのは互いに未熟さがあって、行き違いが起きてしまった。だけど、意思を確認して、再び共に行けるのは良いことだ。

 

また、風舞高校はもちろんだが、ライバル校である、桐先高校・辻峰高校の部員の掘り下げがあり、より作品の幅が広がった感じがします。学校毎によるカラーの違いも面白かったです。

 

今巻では愁、遼平が好きになりました。孤高の愁の内側を知れて良かったですし、人に好かれる遼平の人柄の良さは天下一品ですね。

湊、愁の先輩である二階堂は拗らせた性格で好きになれないタイプですが、弓引きとしての彼は彼の良さがあるのだなと。

 

全国大会の幕引きはこれしかないといったところで、風舞高校だけでなく、他の学校も今後が楽しみです。

 

 

ツルネ 風舞高校弓道部

ツルネ ?風舞高校弓道部?(1)

 

アニメ2期が始まったので復習のため読み返しました。

1度読んで、アニメを見ていても、最初の湊の早気の苦しみは辛い。

その分、マサさんや弓道部の仲間との交流が湊を癒していくのが心に沁みる。

ただ、初めから上手くいかない。

弓を引く仲間同士、仲良く…と思いきや各々の事情があり、衝突してしまう。しかし、衝突することで仲が深まっていく様子は見事でした。

胸に葛藤を秘めているから、ムキになって強い言葉を投げてしまう。

ただ、ぶつかり合うから理解がし合えるというのもある。

眩しく映りました。

 

また、弓道は精神が重要だと改めて突きつけられました。未熟だけど、成長していく過程が魅力的です。年頃の少年達だからこそ、迷いが起きる。その殻を破っていく姿は読んでいて惹かれます。

 

 

 

ドールハウスの惨劇

ドールハウスの惨劇

 

素晴らしい!

高校生の男女の仲だったり、友情を描きながらもミステリとして強いフックを用意しているのは青春ミステリとして文句なし。

というか、最初から最後まで作品に浸れた感じがしました。

惨劇から程遠い日常から徐々に惨劇に近づいていく様子に胸が痛む。いざ、惨劇が起こってからの推理は見事でした。

タイトルの通り、操り人形みたいに生きている姉妹には同情しかなく。しかし、彼女達には災厄が待っているのがまた辛い。

推理する側の蓮司と麗一のコンビのドタバタ感が非常に良かった。

各キャラ立っていて、魅力がある物語運びでした。まさかの真実に驚かされました。

そんなところに!?という着地をして、ゾッとしました。

 

続編が楽しみです。

 

舞台は鎌倉にある名門・冬汪高校。
同高二年の滝蓮司は、眉目秀麗だが変人の卯月麗一とともに、生徒や教師から依頼を受け、思ってもみない方法で解決を図る"学内便利屋"として活動している。その名も「たこ糸研究会」。会長は蓮司、副会長は麗一。取り壊しの決まっている古い校舎の一角が、ふたりの部室にして"事務所"だった。
ある日蓮司は、道を歩けばスカウトが群がり学内にはファンクラブすら存在する超絶美少女、藤宮美耶という同級生から、ある依頼を受ける。
その依頼とは――。
蓮司と麗一が依頼を引き受けたがゆえ、惨劇の幕は開く! 舞台は、鎌倉に佇む白亜の豪邸。ふたりは特異な家族にまつわる、おぞましい事件の真相をひもといてゆく。
新進気鋭の著者が放つ、渾身のミステリー!

麦本三歩の好きなもの 第二集

麦本三歩の好きなもの 第二集 (幻冬舎文庫 す 20-2)

 

住野よる先生の引き出しの多さが分かるシリーズ。

三歩の日常は読者にとって非日常的に感じるから良い。三歩の生き方はとても良いなと思うが、中々出来ない。だから、読むのが楽しい。

ふわふわした生活から、心抉られる箇所もあり、緩急が上手くついている。緩いエピソードが多めではあるが、別れや失敗にも焦点を当てているのは良いことだ。

友人が侮辱されたら怒ったり、先輩との別れに悲しんだり、兄弟の繋がりを感じたり、様々な三歩が見えて嬉しい。

 

日常系の物語で、三歩の確かな歩みを感じられるのがまた良い。

失敗も糧にしていく様子は良い。

読んでいて、応援したくなります。

 

新しい年になって、図書館勤めの麦本三歩にも色んな出会いが訪れた。真面目な後輩、謎めいたお隣さん、三歩に興味がなくもなさそうな合コン相手。そして、怖がりつつも慕ってきたひとりの先輩には「ある変化」が──!?マイペースな彼女の、あいかわらずだけどちょっとだけ新しい日々。気軽に読めてほんわか気分になれるシリーズ最新刊。