羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

キノの旅 Ⅴ the beautiful world

  今回は収録されている、10話+プロローグ、エピローグの中で気に入った3つの国について書いて行こうと思いまっす。


 「英雄達の国」

・今まで読んできた中で、報われない具合がトップクラスでした。英雄って自分では気づけず生きていたら、こうなるんだなと。また、構成も憎くくて、種明かしされたときはやってくれたなと。

 「塩の平原の話」

・本当にがめつくて、性根が腐ってるやつは、自分がまさにその人物像に当てはまることを脳から除去する。まったく。

 「予言の国」

・出落ちでしたね。読み始めて、すぐ落ちが分かりましたが読み進めたらその通りでした。予言ではなく、後出しジャンケン。最後にヤケクソに出した予言が当たりそうだったのは、最高の落ち方でした。