庵田定夏先生の2作目。
ココロコネクトの文研部を襲った謎の現象は、後半には全校生徒にまで広がった。
今作は、初めから、舞台となる輪月高校には不思議な力(シンドローム)があるとなってるのは、思い切ったなと思いましたよ。
内容は、中学、高校ではよくある、場を支配する空気について、1巻では扱ってました。
目立つ人の意見には逆らわずに従うだけの学年、生徒たちと戦った主要メンバーたちは輝いてました。庵田先生は苦境から跳ね返す場面を綺麗に用意するので、苦しい展開が続いても安心して読めます。
青春モノが好きなひとにオススメしたいです。
それにしても、前から気になってはいたんですけど、ココロコネクト読んでなかったから、こちらに手を出すのを躊躇ってました。だけど、読んでから思うのは、あれこれ気にせず、気になったら読むべきだということです。