羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団

ファイフステル・サーガ 再臨の魔王と聖女の傭兵団 (ファンタジア文庫)


師走トオル先生が以前書いていた戦記作品をダンまち作者の大森藤ノ先生に以前から大好きでしたと言われて、もう一度戦記作品を書こうと思って、出来た今作。


非常に先が楽しみな王道ファンタジー戦記でした!


最初の方は手堅い始まりで、退屈でしたが、中盤の、主人公のカレルとヒロインのセシリアが運命に立ち向かう決意を固めたところから、一気に物語に引き込まれました。

争う相手のヴェッセル側にも都合があり、背負っているものがあって、カレルサイドだけでなく、ヴェッセルサイドにも感情移入してしまって、直接対決する際には胃を痛めそうだ。


とりあえず1巻は物語の"始まり"を描かれていて、大きな動きはありませんでした。しかし、下積みはきちんとされていて、物語がうねりを上げたら堪らない面白さが待っているだろう。


2巻が非常に楽しみです。


面白すぎて、火の国、風の国物語とタクティカルジャッジメントをまとめ買いしてしまいました。えへっ