羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

さよなら妖精

さよなら妖精 (創元推理文庫)

米澤穂信作品

遠い国からやってきた少女、マーヤ。

異国の少女である、マーヤと過ごした2か月は、謎に満ちた日常だった。期限が来て、マーヤが帰国した後、マーヤについての謎解きが始まるーーーー


P302までがマーヤと過ごした日々を回想していき、P305から本格的に推理に移るので、物語の動きは緩め。だけど、終盤に明かされる、マーヤの裏側には戦慄しました。

途中から、あまりに良い展開過ぎるなと思っていて、最後には嫌なことが起こるんじゃないかと疑ってたら、勘が的中した時は恨まずにはいられなかったです。


どうして……


悲しさ溢れる終わりで、読み終えた後、引きずるぐらいでした。

なんか、具体的な事を書けないんですが、多くの人読んでもらいたいなと思いました。


逃げ道に人を使うなということですかね。