第20回電撃小説大賞金賞受賞作。
以前から気になっていて、読んでみました。
率直な感想としては、大変素晴らしい出来でした。何故今まで読んでなかったのか後悔しました。
(内容)
心配性の主人公の中崎夕也は、ある夜に七不思議を司る精霊テンコと出会い、なんと七不思議の一つに仮登録されてしまう。
生きながら、七不思議になった中崎の日々は尊い日常となるーーーー
(感想)
個人的に2度読み必須って打たれてる作品って大抵2度読みしない印象があったんですけど、今作は違いました。何も知らずに読むのと1回読んでからもう1度読むので得られるものが違うと思いました。
中崎はテンコと一緒に七不思議の力を借りて、学内の問題を解決していくんですが、終盤で明かされる、中崎の正体、テンコの思惑には驚かされます。
詳しくは読んで確かめてください。
青春、ほろ苦く過去、隠されて真実、全てが読者を襲います。
興味ある方は是非読んでもらいたいなと思いました。