羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

秋季限定栗きんとん事件 上巻 下巻

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)

上巻。

前巻のトロピカルパフェ事件で袂を分かった、小鳩と小山内さん。どうするのかと思いきや、2人共恋人を作り嘘の仮面を貼り付けて平然と過ごすとは思わなかった。普通だったら、嫌な気分になるんだろうけど、小鳩君と小山内さんだと何故か大丈夫だろうという安心感があるな笑


副主人公の瓜野くんは謎の自信家で、あまり魅力的ではなく、読む手が進まなかった。だけど、最後に小鳩君が動き出す予感を出してきて、下巻に続くのはずるいなぁ。



秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)

下巻。

上巻からの副主人公の瓜野くんが現実を見せられて、凹むのは自業自得過ぎて気持ち良かった。それよりも、小鳩君と小山内さんの小市民コンビが復活するのが1番かな。離れていても、通じ合ってるかのような2人の関係が物語を面白くしてるね。


上巻下巻と展開された謎自体は割と上巻から読めていたが、複数の人物が入り乱れてたから仕方ないか。




小市民シリーズの刊行が止まっているが、再び新刊が出て欲しいなと思います。

日常の謎とお菓子が好きな人にオススメなシリーズです、良かったらどうぞ。