キノの旅 (9) the Beautiful World (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2005/10/10
- メディア: 文庫
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今巻は今まででの巻数でなら、1番です!
大抵、1冊の中でなんかいまいちだなぁとか思うところがあるんですけど、今巻はそんなことなく、どれも自分の中の期待値に届いていて、素晴らしかった。
その中でも特に気に入った話を紹介しようかと思います。
「記録の国」
・昔の記憶を持っている、前世の記憶が持っているという人がいて、どういうことかと思って読み進めて、種明かしされた内容はとてもじゃないが共感出来なかった。ただ、記録、記憶しておくことは自分で選択出来れば良いのになぁと。
「自然保護の国」
・前振りから落ちまでが秀逸で、知識がないとこうも違う結末になるのか。自然保護ってそっちかーい。
「説得力Ⅱ」
キノの師匠の言葉は説得力があり過ぎるな。作中のキャラで1番好きかも。打たれそうだが笑 相手に「ずるい」と言わせる、賢さが生きていくのに必要かと思ったり。