- 作者: 瀬川コウ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/10/06
- メディア: 文庫
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(内容)
クラス全員、記憶喪失!? ある高校で、「理想の三組」と呼ばれた一クラス全員が突然記憶喪失となる事態が発生。すべての人間関係についての記憶が失われた状態で生まれてきた謎を、主人公の「僕」は解き明かせるのか。「僕」・九瀬永一とクラスメートの叉桜澄は今は全く性格が合わないが、記憶を失う前は付き合っていたようで……。
(感想)
瀬川コウ先生の新作。
楽しみに待っていました。謎解き乙女シリーズを読んでから、瀬川先生の新作を楽しみにチェックしてました。
今作はクラス全員が記憶喪失という非常に珍しい設定で、どんな展開だろうと思いましたが、割とゆっくり慎重に進んでいき、僕と叉桜が徐々に状況に適応していき、様々な悩みに関わっていくうちに最後に明らかになった、クラスの中の誰が…っていうことが、続きでどう明かされいくか楽しみ。
僕と叉桜が記憶喪失になる前にどうやって付き合い始めたのかも気になる。
楽しみな青春学園ミステリー作品が出てきました。
記憶って、生き方を左右するから大事だよな。