- 作者: 渡航,ぽんかん(8)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 文庫
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(内容)
文化祭。面倒な仕事をスルーする方法は…呼ばれても返事をしない、面倒くさそうな気持ちを顔に出す!?ぼっちのスキルをフル活用して、文化祭の準備から逃げる気満々の八幡。しかし、HRをサボッている間に、文化祭の実行委員にさせられてしまう。新学期が始まってからの八幡は、どこか調子がおかしい。クラスでも、部活でも…。雪乃への疑問は消えないまま、そしてそれを問わないまま…前に進まず、後戻りも出来ない二人、雪ノ下雪乃と比企谷八幡。決して近づかない不変の距離感に変化は訪れるのか。好評シリーズ第6弾。
(感想)
表紙も内容もこの巻から化けたように思います。
1〜5巻までの軽い悩みや雰囲気が、文化祭の準備から終わりまでの過程でガラリと色を変えたように思います。個人的にはどちらも有り。
雪ノ下が誰もに頼られる強さを持っているがそれは表向き。八幡や結衣はそこを見抜く辺り、付き合いが長くなってきて、関係が深まってきたのが分かる。
雪ノ下に対して、八幡は誰にも頼らない強さを持っている。それは雪ノ下や結衣には良く映らない。難しいよね、考え方や生き方なんて気づいたら形成されてるし。
八幡と雪ノ下は互いに自分が欲しいものを相手が持っていて、羨ましいと思っているように見える。
結衣は最初は軽いやつに見えたけど、違うね。言葉にならない凄さを持っている気がする。
この巻から奉仕部3人組の本質が見えてくるように思いました。