羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8

(内容)

後味の悪さを残した修学旅行を終え、日常に戻った奉仕部。そんな折、奉仕部に生徒会長選挙に関わる依頼が持ち込まれる。お互いのやり方を認められないまま、奉仕部の三人はそれぞれが別のやり方で依頼に対することに。分かっていた。この関係はいつまでも続かないことも、自分が変わることができないことも。「君のやり方では、本当に助けたい誰かに出会ったとき、助けることができないよ」その行動は誰のために…。それでも自分のやり方を貫く、もがこうとする“彼”は、大きな失敗を犯してしまう―。


(感想)

修学旅行で戸部や海老名の依頼で八幡はいつもの自分を犠牲にした解決方法で乗り越えたが、雪乃と結衣がそれを認められず、ギクシャクする奉仕部。いつかはぶつかる問題だが、それをどう乗り越えるか。

今巻では、いろはすから生徒会長選挙の依頼が来て、奉仕部内で意見が分かれ、八幡、雪乃、結衣はそれぞれのやり方で挑もうとする。

八幡はいつも通り自己犠牲。

結衣も自己犠牲。

雪乃も自己犠牲。


うーむ。八幡の考えに染まってきてるなと思いました。

八幡は雪乃と結衣が犠牲になるのが嫌だと思う。だが、理由が分からない。でも進んでしまう。雪乃の少ない本音を見逃しながら…



結局いろはすが生徒会長になるんだが、これで良かったのだろうか。疑問が残る結末。

雪乃が生徒会長、結衣が副会長、八幡が庶務、そんな未来もありえたのではないか。


雪乃の本音は誰にも分からないが、本意な結果ではないのは分かる。


大きな分かれ道に立っていたのではないだろうか。



あと、折本とかの八幡いじりはつまらないから、葉山のフォローに初めて感謝したいと思いました。