羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

その白さえ嘘だとしても

その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)

その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)


階段島シリーズ第2巻。


階段島シリーズの中で一番印象深いといっても良いお話。クリスマスが近づく中、階段島に問題が発生し、主要人物たちが様々な想いが交差しあう流れが好きです。最終的に一本の線になっていて、ただただ驚きます。1回目読んだ時から時間が経って、再読したら佐々岡や水谷の語りが素直に頭に入ってきました。

佐々岡のヒーローへの想いや水谷の心情がよく伝わってきて、胸を打たれました。思春期を過ぎたら捨ててしまう感情を大切にもってたらなと思う。難しいかな。


そして、真辺のちょっとした成長が微笑ましいし、可愛いと迂闊にも思いました。


七草は罪な男だなと思いました。


さて、魔女の正体が明らかになって、これからどうなるかな〜