2019-04-02 インシテミル キャラ・ライト文芸 文春文庫 ミステリー 米澤穂信が書く、バトルロイヤル。いや、バトルロイヤルじゃないか。なんか、最近じゃ見かけない、以前に見かけられた作風で懐かしさを感じた。多額の金額のアルバイトは怪しいけど、一定数は引き寄せられるよな。美味しい話の裏には何かあると言うけど、それでも、自分ならと思ってしまうのが人ってものじゃないかな。実際、この極限状態に追い詰められたら疑心暗鬼になるのは仕方ない。読み手だから冷静でいられるけど、自分がこの立場だったらと思うとゾッとします。良い作品でした。映画を観たかったです。