羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

インシテミル

インシテミル (文春文庫)


米澤穂信が書く、バトルロイヤル。いや、バトルロイヤルじゃないか。

なんか、最近じゃ見かけない、以前に見かけられた作風で懐かしさを感じた。


多額の金額のアルバイトは怪しいけど、一定数は引き寄せられるよな。

美味しい話の裏には何かあると言うけど、それでも、自分ならと思ってしまうのが人ってものじゃないかな。


実際、この極限状態に追い詰められたら疑心暗鬼になるのは仕方ない。読み手だから冷静でいられるけど、自分がこの立場だったらと思うとゾッとします。



良い作品でした。映画を観たかったです。