羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

凶器は壊れた黒の叫び

凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)


階段島シリーズ第4巻。


安達が階段島に訪れることで状況は一変する。大地くんのために新聞部の設立を提案する、それは堀を魔女から下ろすための罠だった。

やっぱり安達は好きになれないが、ちょっと同情してしまう。最初から諦めてる安達に堀が意思を告げるのは決定的だったな。一見安達が優位に見えるが、堀さんの意思は固い。


そして、遂に階段島の秘密や七草と真辺の想いが明かされていき、物語は終わりへ向かっている。そんな中、彼ら彼女らはどう動いていくか楽しみだ。